ŁKSコマースコン・ウッチ
![]() ŁKSコマースコン・ウッチ(ŁKS Commercecon Łódź)は、ポーランドのウッチを本拠地として活動する女子バレーボールチームである。2024/25シーズンはポーランド女子バレーボールリーグ1部に所属する。 歴史1908年設立。1929年からバレーボール部門の活動をはじめたが第二次世界大戦後、長らく活動できなかった。クラブ設立50年を迎えた1958年にRyszard Felisiakが監督として再びバレーボール部門の活動を再開させた。その10年後の1968年にポーランド国内リーグのトップカテゴリーに昇格を果たした[1]。1976年、ポーランドカップで優勝し、チーム初のタイトルを獲得。1981/82シーズンのポーランドリーグで準優勝し、1982/83シーズンのポーランドリーグで初優勝を果たした。1980年代後半の国内リーグでは1985/86シーズンで準優勝、1986/87、1988/89シーズンで3位に入るなど上位をキープするが、優勝からは遠ざかっていく。その後、チーム運営の資金不足により国内リーグのトップカテゴリーには1992/93シーズンで撤退し、活動休止していた。2001年に活動を再開したが、2006年は3部リーグへの降格となってしまった。このような苦難の状況の中でもウッチスポーツ・クラブと地元のバレーボールの関係者は、セクションの再建に向けて努力をやめなかった。その努力が実り、2010年にはウッチスポーツ・クラブの伝統を引き継ぐŁKSバレーボール女性部門が発足。2013/14シーズンには国内リーグの2部カテゴリーに参戦し、2015/16シーズンの国内2部リーグでは優勝を果たし、遂に23年ぶりとなるトップカテゴリーへの昇格を果たした。有力選手の獲得もあって、2017/18シーズンのオーレンリーガではレギュラーラウンドを22勝4敗の3位で通過すると、セミファイナルではKSディヴェロプレス・ジェシュフに2勝1敗で勝ち越し、ファイナルへ進出。決勝ではグルパ・アゾティ・チェミック・ポリツェに敗れたが準優勝の成績を残すまでにチーム成績を回復させた。2018/19シーズンのオーレンリーガではレギュラーラウンドを16勝6敗の3位通過し、クォーターファイナルでBKSビェルスコ=ビャワに、セミファイナルではKSディヴェロプレス・ジェシュフに勝利。ファイナルではブドフラニ・ウッチに3戦ともにフルセットで勝利し、36年ぶりの優勝へ返り咲いた。2020/21シーズンのタウロンリーガではレギュラーラウンドを15勝7敗の4位で通過し、セミファイナルでKSディヴェロプレス・ジェシュフに惜しくも敗れて3位となった。また、欧州チャンピオンズリーグに出場した。2022年からはイタリア人のAlessandro Chiappiniを監督に招聘し[2]、2022/23シーズンのタウロンリーガではレギュラーラウンドを19勝1敗の圧倒的な成績で首位通過し、クォーターファイナルでKSパワツ・ブィドゴシュチュに、セミファイナルでBKSビェルスコ=ビャワを寄せ付けず、ファイナルではKSディヴェロプレス・ジェシュフに3勝し4年ぶりの優勝を果たした[3]。 主な成績
ポーランドカップ
登録選手2024/25シーズンの登録選手は次の通り。
主な歴代所属選手
脚注
外部リンク |
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