いすゞ・ハイパック

いすゞ・ハイパックバンとは、いすゞ自動車がかつて製造していたウォークスルーバンである。

概要

エルフハイルーフ以来となるいすゞのウォークスルーバンで、トヨタがヤマト運輸と開発したトヨタ・クイックデリバリーへの対抗馬として全日本流通(フットワーク)といすゞ自動車が1981年(昭和56年)より共同開発したものである[1][2]

フロントグリルは初代ビッグホーンから流用されている。ビッグホーンに似た顔つきのボンネットタイプの他にバンボディを流用し、4代目エルフのキャブ付きシャシに架装したキャブオーバータイプも存在した。

1985年(昭和60年)2月からはボンネットタイプがトミカとしてモデル化された[3]

歴史

  • 1983年(昭和58年)1月 - ハイパックバン(ボンネットタイプ)を発売[4]
  • 1984年(昭和59年)7月キャブオーバータイプ登場。 同時にデビューした4代目エルフをベースにボンネットタイプの荷室部分を載せた。
    • 9月4日 - マイナーチェンジ。デラックス仕様の発売[5][4]
  • 1990年(平成2年)ボンネットタイプ生産終了。
  • 1993年(平成5年)7月エルフのフルモデルチェンジに伴いキャブオーバータイプ生産終了。

脚注

  1. ^ “集配専用車の投入相次ぐ”. 運輸 (運輸社) 63 (12): 21. (1982-12). doi:10.11501/2637269. 
  2. ^ “「宅配専用車」の量産時代に -業者と共同開発の自動車業界”. 実業の世界 (実業之世界社) 81 (1): 49. (1983-01). doi:10.11501/2272960. 
  3. ^ 『ミニカー大百科 : トミカコレクションのすべて』講談社、1987年7月、39,207頁。doi:10.11501/12707451 
  4. ^ a b “いすゞ自動車 ハイパックバンの改良仕様車を新発売”. 月刊経済 (月間経済社) 32 (11): 29. (1985-11). doi:10.11501/2673009. 
  5. ^ “いすゞ自動車㈱集配専用車「ハイパックバン」を改良”. 季刊輸送展望 秋季 (日通総合研究所) (196): 135. (1985-10). doi:10.11501/2835686. 

関連項目

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