ここで逢いましょう
「ここで逢いましょう」(ここであいましょう)は、1996年7月5日サニーデイ・サービス通算4作目のシングル。 に発売された解説「ここで逢いましょう」「花咲くころ」両曲とも、オリジナル・アルバム未収録曲。後にベスト・アルバム『Best Flower -B side collection-』[注釈 1]と、2013年 リリースの2枚組ベスト・アルバム『サニーデイ・サービス BEST 1995-2000』[注釈 2]に、それぞれ収録されたほか、後にミディ在籍時の楽曲を網羅した完全生産限定コンプリート・ボックス・セット『“MIDI” COMPLETE BOX』[注釈 3]の『アルバム未収録曲集 I』にも、両曲が収録された。また、「ここで逢いましょう」は、2015年3月27日 に渋谷公会堂で行われた“サニーデイ・サービス 渋谷公会堂コンサート 2015”のライブを収めたライブ・アルバム『Birth of a Kiss』[注釈 4]の限定アナログ盤に、ライブ・バージョンが収録された。また、ROSE RECORDSオンライン・ショップにて数量限定で販売されたボックス・セット『Birth of a Kiss Special BOX』[注釈 5]には、このBOXセットのみのコンサート全編完全収録DVDにライブ映像が収められた。 同年リリースされたアルバム『「東京」』[注釈 6]から次作『愛と笑いの夜 –a Night of Love & Laughter–』[注釈 7]へのサウンドの変化の過程でリリースされた表題曲「ここで逢いましょう」について、後に曽我部恵一は「ライブでも毎回一番最初か最後にやる曲なんですけど、最大の失敗作と言われている曲です。演奏もすべて原始的なもので感情を表現しているし、これこそロックと思ったんですけど、普通の人には全然駄目みたいですね。そもそも『「東京」』[注釈 6]のあとすぐにこの曲を出したのが、この結果を生んでいるんだと僕は思うんですよ。<白い恋人>[注釈 8]なりサード・アルバムがあってこの曲という流れだったら、こういう結果にはならなかったと思うんですけどね。『「東京」』[注釈 6]のあとにこの曲を出したことで、掴んだファンをパーッと放してしまった感じがしますね。でも、残った本当のファンはこの曲も好きだと思うし、結果的にはそれでよかったと思います。ちなみにこの曲はデモ・テープなんですよ。僕らがいつもリハーサルをやっているスタジオテイクってところがあるんですけど、そこで軽いレコーディングができるんですよ。最初はデモを録ろうということでやっていたんですけど、別に綺麗にやってもしょうがないということになって、そのまま出したんですよ。そんなのを出しても売れるわけがないなと最近は思いますけどね」[1]と話している。また、『サニーデイ・サービス BEST 1995-2000』[注釈 2]のライナーノーツで「ここで逢いましょう、とはいいタイトルだと思う。みんなでいっしょに演奏して、楽器を弾きながら同時に歌って、そんな録音の仕方ってなんて素敵なんだろう、自然なんだろうと思うようになっていった。それと同時に、ぼくらはすこしずつライブに対して関心を増やし始めた」[2]と書いている。 「花咲くころ」について曽我部は『サニーデイ・サービス BEST 1995-2000』[注釈 2]のライナーノーツで「きれいな歌。ある時期のある場所ある天気のことを憶い出す」[2]と書いている。 パッケージ、アートワーク初回盤のみ限定カラー・ピクチャー・レーベル仕様。 収録曲
クレジットレコーディング・メンバー ここで逢いましょう
花咲くころ
スタッフ
リリース日一覧
脚注注釈
出典
外部リンク |
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