こぼれる記憶の海で
『こぼれる記憶の海で』(原題:Little Fish)は2021年に公開されたアメリカ合衆国の恋愛映画である。監督はチャド・ハーティガン、主演はオリヴィア・クックとジャック・オコンネルが務めた。本作はアジャ・ガベルが2011年に発表した短編小説『Little Fish』を原作としている。 本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2021年12月8日にデジタル配信が始まった[2]。 概略人間の記憶を破壊するウイルスが突如出現し、世界は未曽有の混乱に陥っていた。本作はそんな状況下でも愛を貫こうとする一組のカップル(エマとジュード)の姿を描き出していく。 キャスト
製作・音楽2019年3月6日、本作の主要キャストが発表された[3]。11日、本作の主要撮影がカナダのバンクーバーで始まった[4]。5月29日、キーガン・デウィットが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[5]。2021年2月5日、ミラン・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[6]。 公開・興行収入当初、本作は2020年4月17日にトライベッカ映画祭でプレミア上映される予定だったが[7]、コロナ禍のために映画祭自体が延期となってしまった[8]。9月24日、IFCフィルムズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[9]。11月25日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。2021年2月5日、本作は全米84館で封切られ、公開初週末に2万1555ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場18位となった[11]。 評価本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには76件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.4点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「骨太な作品であるが、観客を感動させる作品に仕上がっている。『こぼれる記憶の海で』はパンデミック下で生きる1組のカップルのラブストーリーを通して、危機の時代を生きる人間の絆の強さを描き出している。」となっている[12]。また、Metacriticには11件のレビューがあり、加重平均値は71/100となっている[13]。 出典
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia