『さむらい探偵事件簿』(さむらいたんていじけんぼ)は、1996年10月29日から1997年3月4日まで毎週火曜日20:00 - 20:54に、日本テレビ系で放送された時代劇テレビドラマ。製作著作はユニオン映画。全14話。
概要
江戸時代の日本には存在しなかった私立探偵(目明しではない)が主人公で、時代考証を一切無視し現代ドラマ的な感覚を持った意欲作である。
- 小物やメイクは現代のものが登場する。
- 「チョームカつく」や「マジ」、「~じゃねえよ」や「オッス!!」、「すげー」や「~しようぜ」、「チョベリバ」などの、放映当時の流行語や現代の台詞が飛び交う。
- ナレーターは小林克也が務めたが、ナレーションはDJ口調で、毎回「Check it now!」で締めていた。
登場人物
- 本間五月:高橋英樹
- かつては町奉行所同心だったが堅い武士の生活に嫌気がさし、よろず請け負い屋=探偵を始める。いたっておっちょこちょいな性格でドジも多いが、やる時はやるタイプ。剣の腕はあるが、貧乏のため剣を質屋の又造に預けており、普段の武器は喧嘩キセルだが、有事の際には又造から強引に剣を持ち出そうとする。
- 新城半兵衛:石橋蓮司
- 奉行所同心、オネエ言葉で五月に迫り、丁々発止のやり取りを展開する。最終回で涼花への愛に目覚めてしまう。
- トキ:洞口依子
- 岡場所の遊女
- 文六:有薗芳記
- おかっ引。ことある度に半兵衛に十手でどつかれている。
- 伸介:井手らっきょ
- 最終回でトキと祝言を挙げようとしていた。
- お里:愛禾みさ
- お華:あがりた亜紀
- 二人とも涼花の助手。
- 又造:梅津栄
- 質屋主人。五月の剣を預かっている。
- 山風堂涼花:萬田久子
- 浮世絵師で五月の依頼者だったが意気投合、探偵事務所として屋形船を提供して五月のサポートをする。最初は五月をどうでも良いと思っていたが、最終回では五月への愛に目覚めてしまう。
スタッフ
- 制作:長富忠裕、高橋靖二(日本テレビ)
- プロデューサー:内堀雄三、広松肇(ユニオン映画)、今井正夫(東映太秦映像)
- 脚本:柏原寛司、扇澤延男、いずみ玲、奥村俊雄、田部俊行、金子裕、酒井直行
- 音楽:宇崎竜童、井上堯之
- 監督:村川透、齋藤光正、長谷部安春、井上泰治
- 撮影:片山顕、長谷川光徳、小林善和
- 照明:岩見秀夫、畑下隆憲、武邦男、土居欣也
- 録音:中川清、木村均、佐藤茂樹
- 美術:辻野大、松宮敏之、山下謙爾、園田一佳
- 助監督:和田圭一、六車雅宣、高垣博也、梅原重行
- 記録:中田英子、森井千尋、内藤幸子、西村直美
- 整音:神戸孝憲
- 編集:藤原公司
- 計測:作村龍二、山本辰也
- 邦楽監修:中本哲
- 衣装:米田稔、植田光三
- 演技事務:西村尚三
- 装飾:三木雅彦、渡辺源三、西川由紀夫
- 装置:岡田厚詩
- 小道具:高津商会
- 美粧・結髪:東和美粧
- かつら:山崎かつら
- スチール:荒川大介
- 広報担当:難波佐保子
- 進行:木岡敦、宮崎俊弥、松田渡
- 協力:京都・大覚寺、御室・仁和寺
- 舞踊振付:藤間勘静(第2話)
- 擬斗:土井淳之祐(東映剣会)
- 進行主任:進藤盛延
- 制作デスク:小菅庸代
- 現像・テレシネ:IMAGICA
- 協力:アイウエオ企画
- 制作協力:東映太秦映像
- 制作:日本テレビ
- 製作著作:ユニオン映画
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