はるかぜどりに、とまりぎを。
『はるかぜどりに、とまりぎを。』は2007年10月26日にSkyFishより発売された日本の18禁恋愛アドベンチャーゲーム。略称ははるとま、はるどり[3]。 概要SkyFishの第3弾作品。初回版には初回特典としてオリジナルサウンドトラックCDと卓上サイズの2008年版カレンダーが同梱された[4]。 2010年1月29日に本編の続編である『はるかぜどりに、とまりぎを。 2nd Story 〜月の扉と海の欠片〜』が発売された。 2009年9月21日に続編の制作情報が解禁されるのに先立ち、本編の桃谷春音ルートのシナリオを基に御厨みくりが新規にシナリオを書き下ろしたノベルスタイルのアドベンチャーゲーム『はるかぜどりに、とまりぎを。〜二人の想い〜』が全四話で2009年9月18日より毎週配信された[5]。 また、続編の初回特典として配信された一話〜四話に加え、新規に五話〜八話とCGと音声が加えられた『はるかぜどりに、とまりぎを。〜二人の想い〜 完全版』が配布された。 システム最初に現在(2024年)のシーンから始まり、その後に春音が家にやってきた10年前(2014年)、冬子と恋をした1年前(2023年)、そして現在(2024年)の3つの時間軸のうちどの時間軸からスタートするのかを選択できる。また、ゲーム中には一般的な選択肢の他に、同じ日の中でも複数の人のイベントがある場合があり、この際にカレンダー画面でどのイベントを発生させるのかを選択することができ、これにより攻略の大枠を選択できる。それまで選択してきたイベントの道筋はカレンダーに年表のように記されていき、どのような過去を歩んできたかによって未来にその影響が及び、その後の物語が定められることになる。 ストーリー2024年2月、地球温暖化の影響で地上の多くが海に沈み、冬に桜が咲くようになった東京。それでも人間は以前と変わらぬ生活を送っている。 1年前、沖奈真語は香夜冬子と燃えるような恋をしたが教師と生徒という関係が問題となり、最終的に二人の関係は破局で終わり、真語はそれまで通っていた名門校から妹同然の従妹である桃谷春音の通う学校に転校することとなる。 それから1年、ただ漂うように時間を過ごしてきた真語。そんな中で、妹同然の存在であった春音から突然の告白を受け、止まっていた真語の時間が再び動き始める。 登場人物
音楽
両曲ともショートバージョンがSkyFish公式サイトから無料でダウンロードできる[7]他、オープニングテーマの「seven colors」はGWAVEによる美少女ゲームの主題歌を集めたコンピレートアルバムである『GWAVE2007 2nd Drivers』[8]や、Little Wingのワークスベストアルバムである『Thanksgiving』[9]にフルコーラス版が収録されている。また、HOBiRECORDSより発売されたSkyFish各作品のボーカル曲を集めた『SkyFish vocal collection volume.1』にも両曲のフルコーラス版が収録されている[10]。 スタッフ物語の舞台2024年の近未来の世界では地球温暖化が進み、四季が乱れて暦の上で冬に桜が咲くようになった。それに加え温暖化が原因とされるサトリ病という疫病が15年程前から蔓延して人口は瞬く間に半減してしまう。そのような末期的な状況の中、人口が半減して住む場所がさほど必要ではなくなったこともあり、早急な温暖化対策として人間自身の手で土地の大半を水没させた。 東京は海面上昇の影響で沿岸の市街地の多くが海に沈み、池袋のサンシャイン60の直ぐ近くまで海岸が迫り、山手線は環状ではなく分度器形の路線となってしまっている[12]。かつては飛鳥山と呼ばれた場所も、海に囲まれ飛鳥島と呼ばれている[13]。 それでも、温暖化対策の効果があったのか地球は少しずつ戻りつつあり、サトリ病もそれまでの猛威が嘘かのようにすっかり影を潜めてしまう。 WebラジオSkyFishラジオ第2弾としてロックンバナナよりWebラジオ『はるとま。と-』が2007年9月7日の第0回放送の後、本放送として2007年9月14日の第1回から2007年11月30日第12回まで毎週金曜更新で放送された。 番組タイトルの『はるとま。と-』の「と-」の後には、その放送内容によって毎回違ったフレーズが入る[14]。 パーソナリティは桃谷春音役の中家志穂、金田秋穂役の藤森ゆき奈、辰宮亮太役の蔵前力士の3人で、この他に一部の放送回では香夜冬子役の風音に浦島夏乃芽役の青葉りんご、犬の早太郎役の水純なな歩にSkyFishの広報担当である独楽鼠・笹島がゲストとして登場する[15]。 2008年1月25日には全放送分の他に未放送分などを収録した『はるとま。と-』Special!!が発売された。詳しくは関連商品の節を参照のこと。 関連商品
脚注
外部リンク |
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