ふくやま芸術文化ホール
![]() ![]() ふくやま芸術文化ホール(ふくやまげいじゅつぶんかホール、英称:Fukuyama Hall of Art & Culture)は、広島県福山市にあるコンサートホールである。リーデンローズの愛称をもつ。 概要広島県福山市の中心市街地東部に位置する郊外型の商店密集地域である内港と呼ばれる場所にある[1]。1991年12月に着工、1994年10月に竣工、1994年11月2日に開館した。完成当時、同ホールの北側には入船町と隣接した港町の入江が残っていたがその後埋め立てられ、1999年4月に北向かいのポートプラザ日化がオープンした後に双方への連絡橋が設けられた。建築設計は(株)日本設計の関西支社。愛称は「リーデンローズ(英称:Reed & Rose)」。市内を流れる芦田川や福山城の別名「葦陽城」から取った葦と、市の花に指定されているばらとを合わせた造語であり、それぞれ座席には大ホールは「ばら色」、小ホールは「葦」の色が使われている。 当初の計画では、小ホールを中心に据え、左側に大ホール、右側に中ホールが設置される予定であった。中ホールは演劇を主目的とした約700席の多目的ホールであったが、予算の関係から建設は後回しとなり大ホールと小ホールのみ着工された[2]。その後、中ホールの建設はキャンセルされ、中ホールの用地は駐車場となった。連絡橋を含めた外構は、小ホールを中心とした左右対称となっており、中ホールを含めた計画の名残を見ることができる。内部構造も小ホール西側面には、中ホールの増築を踏まえた不自然な名残が残る。 大ホールオーケストラピットを備えている。客席は3階席まで設置されており、シートはバルコニー形式で多層的に配置され、六角形を基本的な平面形状としている。設計にあたっては設計にあたっては東京文化会館の大ホールがモデルとして採用された。ただし残響時間に関しては東京文化会館が「やや短すぎる」という評があったので、長めの残響となるように考慮された。残響時間は 2.0~1.6秒(500Hz、満席時実測値)となっており、可動型のステージ音響反射板と客席側壁の一部にもカーテン開閉方式の簡易的残響調整装置が調節できる。 小ホールホールの基本設計はシューボックス型。小ホール入口前には、吹き抜け空間が設置されており、中ホール増設時に左右のホールを連結する場として活用できるように設計されており(前述のように中ホールは計画キャンセルされている)、小ホール周辺の階段やエレベーターなども、中ホール増設に対応できるよう配置されている。2階に舞台を見下ろすように小ホールをほぼ一周する通路が設置されているが、客席は設置されていない。 備考
情報アクセス
周辺関連項目脚注
外部リンク |
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