もみじ台
もみじ台(もみじだい)は、北海道札幌市厚別区にある地名。同市の南東端に位置する住宅団地である。 地理広さは241ヘクタールで[3]、札幌市内の住宅団地としては最大級である[4]。地域はさらに東西南北の4つに区分される[3]。 もみじ台はおおむね南北を長辺とする長方形状をしている。東端にはもみじ台通が走り、小野津幌川と札幌テクノパークを挟んで江別市と接する。西端には野津幌川が流れ、青葉町と接する。南端は厚別青葉通で、北広島市と接する。北端には南郷通が走り、厚別東と接する。 団地を構成するのは市営住宅や一戸建て住宅であり、特に一戸建て地区には用途規制が設けられている。そのため事務所や商店などは、地域中央のショッピングセンターなど5か所の商業地区に集中しており、その他の場所にはほとんど見られない[4]。 歴史もみじ台一帯は、かつて白石区厚別町下野幌の一角だった。1968年(昭和43年)から団地造成が始まり[4]、1971年(昭和46年)から土地と住宅が分譲された[3]。先行する団地であるひばりが丘が「春」、青葉町が「夏」をイメージさせる名称であったため、その流れに沿って「秋」にふさわしいもみじ台という名が付けられたのも、同1971年の5月1日であった[3]。 1972年(昭和47年)12月18日には、地域最初の小学校である札幌市立もみじ台小学校が開校[5]。以後、児童数の増加に伴い小学校は4校まで建てられる。 1982年(昭和57年)には約28600人を数えた人口は、その後減少に転じ、2016年(平成28年)には約15800人までになった[4]。しかしその内訳を見ると、65歳以上の高齢者人口はむしろ増えており、対して児童数の減少が著しい。2010年(平成22年)には小学校のうち2校が閉校となっている[4]。2020年1月現在、高齢化率は48%であり札幌市内で最も高い[6]。 若い世代がもみじ台への居住を避ける理由のひとつは、地域に飲食店などがないことにあると見た住民たちは、2017年(平成29年)から建築規制の緩和を市に要請[6]。これを受けて2019年(令和元年)7月に条例が改正され、飲食店などの開業が可能となった[6]。 住所
交通もみじ台を走行する路線バスはすべて新札幌バスターミナル(JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅)と結ばれ、時間帯によっては札幌駅などへの便もある[7][8]。路線については、ジェイ・アール北海道バスは空知線「もみじ台団地・虹ヶ丘・テクノパーク方面」、北海道中央バスは白石営業所「もみじ台・森林公園方面」を参照。 もみじ台南6丁目には1983年(昭和58年)8月21日に「もみじ台バスターミナル」(「もみじ台団地」バス停)が設置され、2018年(平成30年)12月現在平日1日あたり206便の発着がある[9]。 主な施設施設
地区センター
商業
公園
警察
消防
郵便
教育
かつて存在した教育施設
その他
脚注
参考文献
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