らんま1/2 打倒、元祖無差別格闘流!
『らんま1/2 打倒、元祖無差別格闘流!』(らんまにぶんのいち だとう、がんそむさべつかくとうりゅう!)は、1992年10月2日に日本コンピュータシステム(メサイヤ)から発売されたPCエンジン CD-ROM²・SUPER CD-ROM²両対応の対戦型格闘ゲーム。 ゲーム内容システム前作『らんま1/2』(1990年)では横スクロールのアクションゲームであったが、今回は格闘ゲームのような一対一の対戦型アクションゲームに変更された。それにより操作方法も変更されている。 今回も全8話構成だが、アレンジの差異はあるが全て原作をベースにしたステージになっている。今回はステージにより制限はあるものの、乱馬は男、または女に何回でもいつでもチェンジできる。各ステージをクリアした時に男か女かでビジュアルシーンが変更される場合がある。ストーリーは前作から繋がっており[1]、ビジュアルシーンでは、アナグリフ(赤青メガネ)の使用で一部が飛び出して見える仕様になっている。 なお8話をクリアすると博打王キングとババ抜き勝負するスペシャルパートが現れる。 今回も各ステージごとに各キャラクターの顔・胴・足の3パーツからなる「KAOPASS」が設定されており、ゲームオーバー時にパスワードとして表示される。これを入力することで前回の続きが出来る。 なお、各ステージをクリアすると博打王キングが現れることがあり、コンティニューのクレジットを賭けてババ抜きの勝負するかの選択が現れる。勝てばクレジットが増える。 また「熱湯MODE」を選べば、全キャラクターによる対戦ゲームも出来る。こちらでは乱馬(男)とらんま(女)が完全に別キャラクターとなっているため、途中で男女変更は出来ない。 その他スペシャルパートまでクリアすると、博打王Kが裏技を使用できるパスワードを教えてくれる[2]。ステージセレクトやビジュアルシーンをいつでも見られるモード、中には猫飯店やお好み焼きうっちゃんのメニュー一覧やゲーム設定資料、アナグリフのテストモードなど多彩である。 設定ストーリーかつて修行の旅に出ていた早乙女玄馬と天道早雲。傍若無人の師匠・八宝斎をある時、飛騨山中の山奥の洞窟に閉じ込め大岩により封印に成功した。が、ある日、落雷により大岩が破壊され八宝斎は開放、天道家へと舞い戻ってきた。 ステージ構成
登場人物
音楽主題歌
スタッフ
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは4・5・5・4の合計18点(満40点)[4]、レビュアーはある程度完成された『ストリートファイターII』があるため同タイプのゲームは辛くなり技の種類が少なく単調、いろんな戦闘ができるストーリーモードは楽しく最初のステージの銭湯はなかなかのもので1人プレイの方が楽しく対戦モードでは使える技が違い必殺技頼りのプレイになりがりで格闘ゲームの醍醐味がない、必殺技は簡単にほぼ確実に繰り出せるため駆け引きが薄くなっている気がする、キャラの個性でらんまらしさを出そうとしたとみられるが空回りで激闘モードは個性が強過ぎてキャラ選択の時点で勝利確定になってしまいそう、ストII以上ではないと多少見劣りしてしまうとした[4]。『月刊PCエンジン』では75・75・80・70・75の平均75点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では7・5・8・6の合計26点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.86点(満30点)となっている[5] 。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で176位(485本中、1993年時点)となっている[5]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「前作よりも技が多彩になり、対戦型格闘ゲームになった」、「ギャグやHももちろんあり、ビジュアルシーンもいっそう充実している」と紹介されている[5]。
脚注
外部リンク |
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