アイアン・イーグル
『アイアン・イーグル』(Iron Eagle)は、1986年公開のアメリカ映画。 概要「捕虜となった戦闘機パイロットの父を救うべく、その息子が退役パイロットの手助けを得て乗り込んでいく」という航空アクション作品。シリーズが本作を含め合計4作制作された。 なお本作に登場する戦闘機は「イーグル」の愛称を持つF-15ではなく、F-16(愛称:ファイティングファルコン)である。このF-16はアメリカ空軍が撮影協力を拒否したことから、イスラエル空軍所属のものを使用している。 ストーリーアメリカ空軍大佐のテッド・マスターズは、F-16戦闘機のパイロットを務めていたが、中東地域の偵察飛行中に撃墜されて捕虜となり、軍事裁判で死刑が言い渡されてしまう。だが、空軍は彼の救出のために出撃することを渋る。 彼の息子で、いつか父と共に空を飛ぶ夢を持つ飛行機オタクの高校生・ダグは「自分の手で父を救い出したい」と決意する。そこへ現れたのはテッドの親友であるベテランパイロットで、今は現場を退いていた「チャッピー」ことチャールズ・シンクレアであった。ダグの依頼を最初は渋るチャッピーだったが、ダグは同級生たちと組んでいた同好会「イーグル・フライング・クラブ」のメンバーを総動員し、飛行データや敵の防衛機密を基地から盗み出してみせた。そんな彼の熱意に負け、チャッピーはセスナ機によるマン・ツー・マンの特訓を施す。 そして父の処刑予定日、2人は空軍基地からF-16を2機無断拝借し、中東へ飛ぶ。途中でチャッピーが撃墜され落ち込むダグだったが、チャッピーが事前にカセットテープに録音していたメッセージを聞いて奮い立ち、1人で敵基地に向かって父を救出し離陸、追手の戦闘機も撃墜し、無事に親子で帰還することに成功した。 帰還後、ダグは査問会に呼び出されるが、誰も父を助けようとしなかったことを非難する。そこに死んだと思われていたチャッピーが現れ、2人は再会を喜び合う。空軍はダグの勇気を汲み、今回の件を誰にも他言しないことで2人の罪を不問とするという結論を出した。するとチャッピーが「ダグは口が軽いから、士官学校に放り込んで見張っていたほうが良いでしょう」と、ダグの士官学校入学を推薦する。こうして、ダグは本当のパイロットになるために進み出すのだった。 キャスト
シリーズ
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