アディオス・アミーゴス (さらば友よ)
『アディオス・アミーゴス (さらば友よ)』(原題:¡Adios Amigos!)は、アメリカ合衆国のパンク・ロック・バンド、ラモーンズが1995年に発表した、14作目にして最後のスタジオ・アルバム。 背景収録曲のうち6曲は、元メンバーのディー・ディー・ラモーンがソングライティングに貢献しており[6]、そのうち「ザ・クラッシャー」は、「ディー・ディー・キング」名義で1988年に発表したアルバム『Standing in the Spotlight』収録曲のリメイクである[7]。「大人になんかなるものか」は、トム・ウェイツがアルバム『ボーン・マシーン』(1992年)で発表した曲のカヴァーで[8]、日本盤ボーナス・トラック「ラモーンズ」は、モーターヘッドがアルバム『1916』(1991年)で発表した曲のカヴァー[9]。ジャケットの絵は、ロサンゼルス出身の画家マーク・コスタビが1984年に描いた作品『Enasaurs』が元になっており、原画で恐竜が被っていたパーティー・ハットは、デジタル処理によりカウボーイ・ハットに差し替えされた[10]。 バンドは本作のリリース前に解散を公表し[6]、1996年8月6日のハリウッド公演をもって活動を終了した[11]。 反響・評価母国アメリカでは2週にわたりBillboard 200入りし、最高148位を記録した[5]。スウェーデンのアルバム・チャートでは16位に達し、バンドにとって通算13作目のトップ60アルバムとなった[3]。 Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「彼らの作品の中で特に優れているわけではないが、最後の挨拶としては立派である」と評している[2]。Ultimate Classic Rockの2017年の企画「Ramones Albums Ranked Worst to Best」では14作中13位となり「印象に残るのは、冒頭を飾る遊び心に満ちたトム・ウェイツのカヴァー"I Don't Want to Grow Up"だけ」と評されている[12]。 収録曲特記なき楽曲はディー・ディー・ラモーンとダニエル・レイの共作。
アメリカ初回盤CD (RARD-11273)ボーナス・トラック
日本盤ボーナス・トラック
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク
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