アペルトゥーラとクラウスーラ![]() 暦年後半にアペルトゥーラ、翌年前半にクラウスーラが行われる(ヨーロッパ式) 暦年前半にアペルトゥーラ、後半にクラウスーラが行われる(アメリカ式) アペルトゥーラとクラウスーラ(スペイン語: Apertura [aperˈtuɾa] y Clausura [klawˈsuɾa])は、多くのラテンアメリカのサッカーリーグで用いられている2シーズン制におけるリーグ呼称のことである。前期をアペルトゥーラ("opening"・開幕)、後期をクラウスーラ("closing"・閉幕)と呼ぶ。 方式アメリカ式の上半期開幕制(例 : 2月から11月にかけて、季節としては秋開幕・春閉幕)を採用し、暦年前半にアペルトゥーラ、後半にクラウスーラが行われるのがコロンビア、パラグアイ、ボリビア、ウルグアイなどである。ヨーロッパ式の下半期開幕制(例 : 8月から翌年5月にかけて、季節としては春開幕・秋閉幕)を採用し、暦年後半にアペルトゥーラ、翌年前半にクラウスーラが行われるのが メキシコ、ホンジュラス、コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ニカラグアなどである。 多くの国ではアペルトゥーラとクラウスーラそれぞれで優勝クラブを決めているが、ウルグアイ、ペルーなどはシーズンごとの最上位クラブ(または上位の数クラブ)が優勝プレーオフを行って年間王者を決め、ステージごとの優勝クラブは定められない。(メキシコとコロンビアではスーパーカップのような位置づけでアペルトゥーラとクラウスーラの優勝クラブ同士が対戦する。) なお、日本のJ1リーグにおいても、春秋制の1993-1995年、1997-2004年、2015-2016年、またその傘下にあるセミプロの日本フットボールリーグにおいても同様に2014-2018年でこの2シーズン制をアメリカ方式(春季に行うアペルトゥーラ相当が第1ステージ〈1993-1995年のJ1はサントリーシリーズ〉、秋季に行うクラウスーラ相当が第2ステージ〈同NICOSシリーズ〉)を採用し、双方のステージ1位クラブによる年間総合優勝決定戦で、優勝を決めていた。JFLではこれよりも前の1999年に3季制(1回ごとの総当たりに前・中・後期)、2000・2001年と2003-2011年にも2季制(同様に前・後期)を採用していたが、これは天皇杯全日本サッカー選手権大会のJFLシードチーム(前期の総当たりの結果により反映させる)を確定させるための便宜上のもので、こちらの優勝は1シーズン制で争った。 国による方式の違い南半球では北半球と季節が逆になるが、下表では南北に関わらず、暦年前半に前期を行う場合を「春秋制」とする。
脚注 |
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