アマゾンゲームスタジオ
アマゾンゲームスタジオ(Amazon Game Studios, 略称: AGS)は、Amazon.comのコンピュータゲーム開発部門。アメリカワシントン州シアトルに本社を置き、カリフォルニア州サンディエゴやオレンジ郡アーバインにも拠点を構えている。 歴史2011年、AmazonはAmazon Appstoreを開設し[4]、モバイルソーシャルゲームの開発者を採用し始めた[5]。2012年、スタジオはFacebookのソーシャルゲームとして『Living Classics』をリリース[6][7][8][9]。この作品がスタジオにとって初めてリリースされたソーシャルゲームとなった[7]。 2014年、Amazonがコンピュータゲームを制作すると発表[10]。『Portal』の開発に関わったキム・スウィフトや『Far Cry 2』のクリント・ホッキング[11]、過去に『System Shock 2』を手掛けた開発者を登用した。Amazonは、業界標準の小規模と大規模なチームの中間で、カジュアルゲームとAAA作品をそれぞれ制作しようと模索していた。一方のスタジオは、ジャンルとして子供向けかハードコアゲーマー向けかを問わず、「創造性」と「職人技」に焦点を当て、1年から18か月の間ゲームを制作する5人から30人のチームを作りたがった。スタジオのマイク・フラジーニ副社長は、『Minecraft』や『ウォーキング・デッド』『The Room』のようなプロジェクトを作成したいと望んでいた。スタジオはまた、クラウドサービスとAmazonブランドのデバイス間で、ハードウェアの方向性に影響を与えるような開発者を求めていた。例えば、開発者のフィードバックの結果として、処理をAmazonのクラウドサービスに任せることや、Amazon Fire TVはメモリを拡張した[12]。しかしながらその後、スタジオの開発者の多くは設立から1年以内に離職。スタジオはホラーゲーム『Lost Within』を含む数々のモバイル作品をリリースし続けた[13]。 2016年9月、スタジオはTwitchConで最初の3つのPCゲーム『Breakaway』『Crucible』『New World』を発表[10][14]。2018年3月、『Breakaway』の開発中止を発表[15][16]。2020年5月21日に『Crucible』は正式リリースされた。同年の6月30日に『Crucible』をクローズベータへの再移行を発表したが[17]、同年の10月に開発中止を発表した[18]。2021年9月28日に『New World』は発売かつ正式リリース[19]。 2018年8月、テイクツー・インタラクティブの完全子会社であるコンピュータゲーム販売企業2K Gamesの共同設立者クリストフ・ハートマンが、マイク・フラジーニの後任として副社長に就任[20]。 2019年6月、E3の開催期間中にスタジオのレイオフ(リストラ)があったと明らかになった[21][22]。また、複数の未発表のプロジェクトも開発途中で中止となっていた[23]。 2019年7月、Athlon GamesとAthlon Gamesの親会社である香港のゲーム会社Leyou Technologiesと共同で『ロード・オブ・ザ・リング』のMMORPGを開発することを発表[24]。しかし2021年4月、Amazonは2020年12月にLeyouを買収した中国企業テンセントとの交渉が決裂し、ロード・オブ・ザ・リングMMOの開発中止を発表[25]。 作品
脚注
外部リンク
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