アメリカ国立鉄道博物館
![]() ![]() ![]() ![]() アメリカ国立鉄道博物館(アメリカこくりつてつどうはくぶつかん、National Railroad Museum、略号: NRMX[1])は、アメリカ合衆国のウィスコンシン州グリーンベイ郊外にある鉄道博物館である。ボランティアなどによって1956年に設立されたこの博物館は、鉄道専門の博物館としてはアメリカ合衆国で最古のうちの一館である。 アメリカ国立鉄道博物館は、鉄道車両や1世紀以上に及ぶ鉄道事業の大規模なコレクションがあり、ゼネラルモーターズのエアロトレイン、ユニオン・パシフィック鉄道のビッグボーイ4017号機(世界最大の蒸気機関車)、そしてイギリス国鉄のA4形60008号機「ドワイト・D・アイゼンハワー」号 (元ロンドン&ノースイースタン鉄道4496号機「ゴールデンシャトル」)をはじめ、歴史に残る機関車も複数所有している。また、第二次世界大戦中にイギリスとヨーロッパ大陸の連合軍最高司令官と関係者が使用した列車も所有している。 鉄道車両に加えて、多種多様の鉄道の構造物、アーカイブ、および写真撮影のギャラリーを収納する建物があり、敷地を周回する標準軌の線路もある。 そして、川とグリーンベイの景色を見渡す80フィート(24メートル)の木製の展望台もある。毎年恒例のトーマスイベント"Day out with Thomas"を主催し、その日はきかんしゃトーマスが展示車両を牽引する。 施設の名称本記事では"National"を「(アメリカ)国立」と訳しているが、本施設の設立や運営にアメリカ合衆国政府(連邦政府)は直接関与していない。アメリカ合衆国において、"National Museum"の称号は連邦議会の承認を受けることで使用が認められる性質のものである。例えば本施設同様に"National"がつく"Japanese American National Museum"は、日本語での施設名を「全米日系人博物館」としている。 歴史アメリカ国立鉄道博物館の起源は、地元住民が「全米の鉄道史」というコンセプトで博物館を始めた1956年にさかのぼる。 2年後、連邦議会はこの博物館を「アメリカ国立鉄道博物館」(National Railroad Museum)として認めた。 以来、博物館は鉄道事業と人々の生活への関わりを理解を進めるための私費運営の教育組織として運営している。一両の蒸気機関車を獲得することから始まった鉄道博物館は、アメリカ全土で最大の鉄道博物館の一つとなった。現在、毎年75,000人以上が訪れている。今日では、12人の専門の職員と100人以上の無給の職員が、世界中からの訪問者を歓迎している[2]。 展示車両蒸気機関車
ディーゼル機関車![]()
電気機関車![]() 客車![]()
貨車
保守事業用車両
車掌車![]() ![]()
その他![]()
脚注
外部リンク
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