アレックス・レイエス
アレクサンダー・レイエス(Alexander Reyes, 1994年8月29日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州エリザベス出身のプロ野球選手(投手)。フリーエージェント(FA)。右投右打。 経歴プロ入り前高校時代の途中までアメリカ合衆国で暮らしていたが、2011年12月にドミニカ共和国へ移住[1][2]。 プロ入りとカージナルス時代2012年にセントルイス・カージナルスと契約してプロ入り。 2013年に傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ジョンソンシティ・カージナルスでプロデビュー。12試合に先発登板して6勝4敗、防御率3.39、68奪三振を記録した。 2014年はA級ピオリア・チーフスでプレーし、21試合に先発登板して7勝7敗、防御率3.68、137奪三振を記録した。 2015年はシーズン前にベースボール・アメリカからカージナルスの組織内のベストプロスペクト(最有望株選手)に選ばれている。シーズンではルーキー級ガルフ・コーストリーグ・カージナルス、A+級パームビーチ・カージナルス、AA級スプリングフィールド・カージナルスでプレーし、3球団合計で22試合に先発登板して5勝7敗、防御率2.49、151奪三振を記録した。7月にはオールスター・フューチャーズゲームに選出されている(ただし、故障のため辞退している。)。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロスに所属した。オフの11月9日にマリファナ使用が発覚し、50試合の出場停止処分を受けた[3]。 2016年はシーズン前にベースボール・アメリカから2年連続でカージナルスの組織内のベストプロスペクトに選ばれている[4]。シーズンでは前年の出場停止処分が開幕から適用されたため、初登板は5月下旬となった。AAA級メンフィス・レッドバーズでは14試合に先発登板して2勝3敗、防御率4.96、93奪三振を記録した。7月にはオールスター・フューチャーズゲームに2年連続で選出。8月9日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー[5]。8月13日のシカゴ・カブス戦で初勝利[6]、19日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では初セーブを挙げた[7]。この年メジャーでは12試合(先発5試合)に登板して4勝1敗、防御率1.57、52奪三振を記録した。 2017年はシーズン開幕前にMLB.comが発表したプロスペクトランキングでは6位だった[8]。2月8日に指名投手枠で第4回WBCのドミニカ共和国代表に選出された[9]。だが、2月15日にトミー・ジョン手術を受けることが発表され、シーズン全休となる見込み[10]。また、前述のドミニカ共和国代表も辞退することになった。 2018年5月9日にマイナーリーグで実戦復帰し、4試合(23投球回)で無失点と順調だったが、5月30日のメジャー復帰戦で4回無失点のところで広背筋に違和感を訴えて降板した。検査の結果、広背筋右側に結合する靭帯の損傷が判明し、6月6日に手術を受けてシーズン終了となった[11]。 2021年は抑えに抜擢された。7月4日に自身初となるオールスターゲームに選出された[12]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは8回表1死に8番手として登板し、オールスターゲーム初出場を果たした[13]。レイズのジョーイ・ウェンドルに安打を記録されたが、無失点に抑えた[13]。7月18日の試合でセーブ失敗なしでの通算セーブ数が24となり、ラトロイ・ホーキンスの持つMLB記録を更新した[14]。 ドジャース時代2023年からはロサンゼルス・ドジャースに移籍したものの、怪我の影響で登板することはなかった。 オフの11月6日に契約延長オプションを破棄して、フリーエージェント(FA)となった[15]。 投球スタイル最速102.1mph[16](約164.3km/h)・平均96.5mph(約155km/h)の速球(フォーシーム、ツーシーム)を武器とするパワーピッチャーで、平均88mph(約142km/h)のチェンジアップ、平均80mph(約129km/h)のカーブも高評価を受けている[2][17]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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