アレッシオ・ボーニ
アレッシオ・ボーニ(Alessio Boni, 1966年7月4日[1] - )は、イタリアの俳優、演出家である。 経歴生い立ちベルガモ県サルニコ出身[1]。瓦職人の父と専業主婦の母の間に、三兄弟の次男として生まれる。14歳から瓦職人としてベルガモ県ヴィロンゴで父親とともに働き始め[2]、その後、兵役として州警察で1年半勤務する。20歳でカリフォルニア州 サンディエゴに移住し、ウェイター、ピザ職人、郵便配達員、ベビーシッター等の職業を経験する。イタリアに帰国後、観光客向けのツアーガイドとして働いた時期もある。 キャリア初期1988年から俳優としての活動を始める。1992年にシルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーを卒業後、舞台演出家ルカ・ロンコーニのもとで引き続き研鑽を積みながら、1993年にはリリアーナ・カヴァーニ監督作『Dove siete? Io sono qui 』に出演する。 1995年にカリフォルニア州ロサンゼルスにて演劇コースを修了し、イタリアに帰国すると、ジョルジョ・ストレーラーの指導のもとで『真夏の夜の夢』、『ペール・ギュント』、『守銭奴』等の舞台に出演する。映画やテレビドラマでの端役を経て、テレビ映画『La donna del treno』(1998年)で初めて主役を演じ、人気テレビドラマ『Incantesimo』への出演(2000年 - 2001年)で広く知られるようになる。 ![]() 2000年代2003年、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作『輝ける青春』のマッテオ・カラーティ役で広く好評を博し、共演のルイジ・ロ・カーショとファブリツィオ・ジフーニ(ともにシルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーの同級生である)、およびマルコ・ベロッキオ監督作『夜よ、こんにちは』でアルド・モーロ首相を演じたロベルト・ヘルリッカとともにナストロ・ダルジェント主演男優賞(2004年)を受賞する。 2004年、エミリー・ブロンテの『嵐が丘』を原作としたRai製作のテレビ映画『Cime tempestose』でヒースクリフ役を演じる。 2005年に出演したクリスチナ・コメンチーニ監督作『La bestia nel cuore』はアカデミー外国映画賞にイタリア代表としてノミネートされる[3]。 2006年には『グッバイ・キス 裏切りの銃弾』でイタリア・ゴールデングローブ最優秀男優賞を受賞する。 2010年代2010年、『ツーリスト』で初めてハリウッド映画に出演する。 2012年、喜劇俳優ワルテル・キアーリの生涯を題材としたテレビ映画『Walter Chiari - Fino all'ultima risata』に主演する。 2013年には国際共同制作のテレビシリーズ『Il ritorno di Ulisse』にてオデュッセウスを演じる。 2015年、ジョセフ・コンラッドの小説『決闘』に基づく演劇『I duellanti』をロベルト・アルドラージと共同で演出し、第58回「二つの世界の芸術祭」に参加する。また、ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』に基づく演劇『Don Chisciotte』で演出・主演を務め、2019年1月22日よりイタリア各地で公演を行う。 フィルモグラフィー映画
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オペラ
その他の作品ラジオ
オーディオブック
主な受賞
慈善活動脚注
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