アン・ヴォーグ
![]() アン・ヴォーグ(En Vogue)は、アメリカ合衆国のR&B/ポップスの女性ボーカル・グループ。1989年にカリフォルニア州オークランドにて結成。 概要メンバーはプロデューサー・チーム「フォスター&マッケルロイ」(Foster & McElroy)によるオーディションにて集められた[1]。優れた歌唱力と洗練されたルックスは高く評価され、1990年のデビュー以降、「フリー・ユア・マインド」(Free Your Mind)をはじめとする数々のシングルがグラミー賞にノミネートされている。 「1990年代のスプリームス」というコンセプトで当初シンディー・マキシーン・ドーンの3人がオーディションにより選ばれたが、後日テリーの声を気に入ったフォスター&マッケルロイにより4人組としてデビューすることに決定する[2]。 結成直後はグループ名を「4U (フォーユー)」としていたが、この名前が既に他グループによって登録されていたことからアン・ヴォーグとなった[3]。グループ名はファッション雑誌『VOGUE』からつけられた。洗練されたサウンドとルックスを意味している。 アン・ヴォーグは、曲によってリードボーカルが変わる。これは、メンバー全員がリードをとれるほどの高い歌唱力を持っているからである。 1990年代を代表するガールズ・グループとして、後に出るTLC、SWV、Jade、Xscape、デスティニーズ・チャイルドに大きな影響を与えた。[要出典] グループ分裂2009年、12年振りにオリジナル・メンバーで再結成を果たし、国内や海外でのライブやテレビ出演をこなしつつニュー・アルバムの制作を予定していた。 2010年、シンディ、テリー、マキシーンはRUFFTOWN ENTERTAINMENTとマネージメント契約を結ぶが、ドーンは契約内容が満足のいくものではないことを理由にこれを拒否。ツアーには同行するもののレコーディングには参加しない意向を示す[4]。ドーン以外の3人が参加した新曲「I'll Cry Later」はラジオ局で流されたものの、正式にCDリリースされることはなかった。 2011年12月、ドーンがグループから脱退を発表。翌年にはマキシーンが脱退を表明し、オリジナル・メンバーの復活は3年と非常に短い結果となった。 ドーンとマキシーンは脱退後に、マネージメントや金銭面における不満についてシンディとテリーを非難し、改めてグループの分裂が浮き彫りとなった。 2012年10月、ドーンとマキシーンが新たにグループ名を「Heirs to the Throne」とする旨を発表[5]。グループ名には「王者の後継者」という意味があり、真のDiva(歌姫)が自分たちであることを主張した。このデュオとは別にマキシーンは友人3人を加え、アン・ヴォーグというグループ名で活動を始めるが、ファンが混乱を起こすという理由でシンディ・テリーによりグループ名使用差し止めの訴訟を起こされる。裁判の結果、アン・ヴォーグの使用権はシンディとテリーにあると判決が下った。ドーンとマキシーンによる新グループも結果的に失敗に終わる。 近況
メンバー現メンバー
旧メンバー
タイムライン![]() ディスコグラフィ→詳細は「en:En Vogue discography」を参照
スタジオ・アルバム
コンピレーション・アルバム
EP
来日
脚注
外部リンク |
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