イフ・ユー・ウォナ・ビー・ハッピー
「イフ・ユー・ウォナ・ビー・ハッピー」(If You Wanna Be Happy)は、ジミー・ソウルが1963年に発表した楽曲。全米1位を記録した。 概要第二次世界大戦中、トリニダード島に暮らしていた音楽プロデューサーのフランク・グイダ(Frank Guida)にとってカリプソは非常に身近な音楽であった。彼はカリプソとリズム&ブルースを合体させた曲を作ることを思い立つ。ノーマン・スパンという人物に書かせた「Twistin' Matilda (And the Channel)」はジェームズ・マクリーズという19歳の青年が歌うことになり、1961年12月にリリースされた。マクリーズはこのシングルからジミー・ソウルと名を改めた。「Twistin' Matilda (And the Channel)」は翌1962年5月にビルボード・Hot 100の22位を記録した[2]。 グイダは、カリプソニアンのロアリング・ライオン(Roaring Lion)が戦前に発表した「Ugly Woman」を下敷きにして、妻のカーメラ・グイドとジョゼフ・ロイスターと「イフ・ユー・ウォナ・ビー・ハッピー」を書いた。歌詞の多くは「Ugly Woman」からとられた[2]。「Ugly Woman」は以下のような内容を持つ曲であった。
グイダらはこれを少し変えて「残りの人生を幸せに暮らしたいのなら/きれいな女を女房にするんじゃないぞ/俺の個人的な見解だが/醜い女を見つけたらその子と結婚しろ」とした。歌い手と悪友たちの間の掛け合いはボ・ディドリーのヒット曲「Say Man」のパロディである。「よお大将/なんだい/昨日お前のかみさんを見た/そうかい/かみさん不細工だなあ/そうさ。不細工だが料理はうまいんだぜ/なら大丈夫だ」[3] 1963年1月、シングルとして発売された[1]。同年5月18日から25日にかけて2週連続でビルボード・Hot 100の1位を記録し[4]、Hot R&B Singlesチャートでも1位を記録。大ヒットとなった。 『偽りのヘブン』(1988年)、『ワン・モア・タイム』(1989年)、『恋する人魚たち』(1990年)、『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997年)などの映画で使用された。 カバー・バージョン
脚注
関連項目
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