イース セルセタの樹海
『イース セルセタの樹海』(イース セルセタのじゅかい、英: Ys Foliage Ocean in Celceta)は、日本ファルコムが開発し2012年9月27日に発売されたアクションRPG。 HDリマスター、60FPS、高音質化した『イース セルセタの樹海:改』がPlayStation 4用ソフトとして2019年5月16日発売。2025年5月22日には新規アレンジBGM&BGM切り替え機能を追加した『イース・メモワール -セルセタの樹海-』がNintendo Switch用ソフトとして発売予定[5]。 概要同社のアクションロールプレイングゲーム(ARPG)シリーズ〈イースシリーズ〉本編の中で、唯一自社開発のなかった第4作『イースIV』の自社制作版に当たる。日本ファルコムのPS Vita参入作品として、2012年9月27日に発売。 〈イースシリーズ〉本編は「主人公アドル=クリスティンの冒険日誌を原典としている」というメタフィクション設定があり[6]、本作の副題となっている「セルセタの樹海」もその中の一冊のタイトルとなっている。冒険日誌『セルセタの樹海』はアドルが10代の時に体験した2度目となる大きな冒険を綴った冒険日誌とされている[7]。 同書を原典と設定したゲームとしては、本作以前に『イースIV MASK OF THE SUN』(1993年、トンキンハウス)・『イースIV The Dawn of Ys』(1993年、ハドソン)・『イースIV MASK OF THE SUN -a new theory-』(2005年、タイトー)の3作が発表されている。ただしいずれもファルコムの原案をライセンシー各社が開発した物であり、本作『イース セルセタの樹海』が初めてファルコムが自社開発を行う作品となる[7]。このためファルコムでは本作を完全新作として開発しており[7]、アドルが記憶喪失になっているなどのこれまでの作品にはなかった新たな設定が設けられている[8]。 ゲームシステムとしては、『イースSEVEN』のパーティーシステムを継承しつつ、PS Vitaならではの機能を利用した新システムなどを採用している[9]。 舞台本作の舞台であるセルセタはエレシア大陸の西部に位置しており、これは地中海地域の物に類似した架空の地図において、現実のスペインに相当するあたりとなっている[10]。 発表経緯
ゲームシステム基本的にはイースVIIのものを踏襲している。 パーソナルアクションキャラ固有で持つ特殊アクション。攻略ではメンバーのアクションが必須となる。 詳細については後述。 あらすじゴールドラッシュに沸いているロムン帝国の辺境の街「キャスナン」で、主人公のアドル・クリスティンは疲労困憊となって街をひとり彷徨い、目を覚ますと記憶を失っていた。数週間前に出会ったという情報屋のデュレンによると、地元の人間も滅多に踏み込むことのない『セルセタの樹海』へとアドルは旅立ち、その後消息不明になっていたという。 ひとたび入ると方向感覚を失い、凶悪な魔獣が数多く生息している『セルセタの樹海』で、いったい何が起こって自分は一切の記憶を失ってしまったのか? 新しく街を治めることになった女総督グリセルダから「樹海の地図」の作成を依頼されたことも手伝い、ことの真相を確かめるため、アドルはデュレンと共に、再び樹海へと挑む決意をするのだった。 登場人物パーティーキャラクター
サブキャラクター
評価「週刊ファミ通」のクロスレビューでは9点、9点、9点、8点でプラチナ殿堂入り[15]。 売上本数はメディアクリエイト調べによると発売から一週間でおよそ4万2千本で、週間ランキングは4位となっている[16]。 脚注
外部リンク
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