ウエストパック・エクスプレス
ウエストパック・エクスプレス(Westpac Express, HSV-4676)は、オースタル社が建造した双胴高速フェリーである。軍事海上輸送司令部(MSC)が傭船しており、主にアメリカ海兵隊、在日米軍などの輸送に使用されている。 概要オーストラリアのオースタル社で2001年に建造された。ハルナンバーは130である。 2008年11月、オースタルUSAは統合高速輸送艦計画(JHSV)においてスピアヘッド級遠征高速輸送艦の建造を受注した。ウエストパック・エクスプレスの運用実績を踏まえた設計で、最大10隻を建造する。スピアヘッド級はアメリカ海軍、アメリカ海兵隊、アメリカ沿岸警備隊によって統合運用される予定である。[1] 運用本船はオースタル・ハル130チャータリング有限責任会社(Austal Hull 130 Chartering, LLC)が所有している。 2007年2月、軍事海上輸送司令部はオースタル・ハル130チャータリングと2011年9月までの4年間(1年間のオプションを含む)で13,395,944ドルの固定価格契約を結んだ。2011年12月、契約は更新され、2014年1月まで延長された。[2][3]2014年10月、第3海兵遠征軍の極東地域での運用サポートのために契約が再度更新された。 2002年には、アメリカ太平洋軍の一員としてタイで行われたコブラゴールド2002に参加した。 2011年3月には、東日本大震災への米国の対応の一環(トモダチ作戦)として運用された[4]。この際の活躍により表彰され、メダル(en:Merchant Marine Outstanding Achievement Medal)が授与された。横浜で軍事海上輸送司令部のマーク・H・バズビー海軍少将が乗船して式典が行われた。[2] 脚注外部リンク |
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