エクストリーム (アルバム)
『エクストリーム』(Extreme)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、エクストリームが1989年に発表した初のスタジオ・アルバム。 背景バンドは1988年にA&Mレコードとの契約を得て、同年にはドイツ人プロデューサーのマック(クイーンの1980年のアルバム『ザ・ゲーム』における仕事でグラミー賞にノミネートされたこともある)と共に、本作の制作を始めた[1]。収録曲「マザー(ドント・ワナ・ゴー・トゥ・スクール・トゥデイ)」は、元々はゲイリー・シェローンとポール・ギアリーがエクストリーム結成前に所属していたバンド「ザ・ドリーム」の曲である[6]。「プレイ・ウィズ・ミー」のイントロでは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの曲「トルコ行進曲」が引用されている[7]。 反響・評価アメリカのBillboard 200では最高80位に終わり、本作からのシングルは総合チャートのBillboard Hot 100入りを逃して、「キッド・イーゴ」がメインストリーム・ロック・チャートで39位を記録するにとどまった[5]。ただし、収録曲「プレイ・ウィズ・ミー」が1989年の映画『ビルとテッドの大冒険』のサウンドトラックで使用されたこともあり、本作は当時30万枚ほどの売り上げを記録して、A&Mとの長期契約につながった[1]。 Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「かなりムラがあるが、ヌーノ・ベッテンコートのギターは常に聴き応えがある」と評している[4]。また、増田勇一は『BURRN!』誌1989年6月号のレヴューで100点満点中81点を付け「ギタリストは"嫌味のない速弾き"が出来るテクニシャン」「キッズにとってのアンセムになり得るものから、ピアノをバックに歌いあげるバラードまで、この手のバンドが許される限りの(!?)ヴァリエーションが盛りこまれている」「これは大穴かも」と評している[2]。 収録曲全曲ともゲイリー・シェローンとヌーノ・ベッテンコートの共作。
参加ミュージシャン
アディショナル・ミュージシャン
脚注
外部リンク |
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