エノー州
エノー州(エノーしゅう、仏: Province de Hainaut, フランス語: [ɛno]; オランダ語: Henegouwen [ˈɦeːnəɣʌuə(n)] ( 歴史エノー州の起源は1795年まで遡る。フランス革命戦争によって、オーストリア領ネーデルラントがフランスに併合されると、旧エノー伯領とトゥルネシ、旧ナミュール伯領の一部は、フランスのジュマップ県として再編された。ジュマップ県は1792年にフランス革命軍がオーストリア軍を破った「ジュマップの戦い」にちなんで名づけられた。 フランス第一帝政崩壊後の1814年にジュマップ県は解体され、ネーデルラント連合王国にエノー州として帰属する。1830年にベルギーが連合王国から独立したとき、エノー州はベルギー領に変わった。1963年にベルギーの言語境界線が確定するとエノー州はウェスト=フランデレン州からムクロン行政区を併合し(一部は同州とフランス領を隔てた飛び地になった)、現在の州域が確立した。 地理面積は3,831km2[1]、人口は134万4,241人(2019年1月1日現在)[2] で、ワロン地域で最も人口の多い州である。標高は10m(セル)から385m(レスカイエール)までと、起伏に富んでいる。 ![]() 南側はフランスのノール県と接し、北接する各州は北から時計回りにフランドル地方のウェスト=フランデレン州とオースト=フランデレン州、フラームス=ブラバント州とワロン地域のブラバン・ワロン州そしてナミュール州が並ぶ。 州都モンスに対して人口最多は都市化が進むシャルルロワであり、金融と文化の中心である。人口順ではベルギー第5位。 行政区州内は7つの行政区で構成され、基礎自治体の総数は69。
北西のコミーヌ=ヴァルヌトン基礎自治体(フランス語: commune de Comines‑Warneton、オランダ語: gemeente Komen‑Waasten)からフランスのリール郡にエノー州の飛地がある。ベルギー東部リンブルフ州・ヴーレン基礎自治体(蘭: gemeente Voeren、仏: commune des Fourons)そしてベルギー王国の「言語施設のある共同体」仏: commune à facilités linguistiquesとしてフランス語とフラマン語が使われ、ドイツ語も国レベルの公用語である。 人口行政区ごとの人口
人口推移(単位) 1,000人 ![]() 脚注注釈出典
外部リンク
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