エリー・デラクルーズ
エリー・アントニオ・デラクルーズ(Elly Antonio De La Cruz, 2002年1月11日 - )は、ドミニカ共和国モンテ・プラタ州サバナ・グランデ・デ・ボヤ出身のプロ野球選手(内野手)。右投両打。MLBのシンシナティ・レッズ所属。愛称は「ラ・ココア(la cocoa)」。 経歴レッズ時代2018年にアマチュア・フリーエージェントでシンシナティ・レッズと契約してプロ入り。契約金は6万5000ドル[2]。 2019年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レッズでプロデビューし、43試合に出場して打率.285、1本塁打、26打点の成績を記録した[3]。 2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり[4]、公式戦の出場は無かった[3]。 2021年はルーキー級アリゾナ・コンプレックスリーグ・レッズで開幕を迎えた。シーズン途中にA級デイトナ・トーテュガスへ昇格。2チーム合計で61試合に出場して打率.296、8本塁打、42打点の成績を記録した[3]。 2022年は、オールスターフューチャーズゲームに出場。 2023年は開幕を傘下AAAのルイビル・バッツで迎えた。6月6日にメジャー契約を結び、アクティブロースター入りし、メジャーに初昇格した[3]。同日メジャーデビューを果たした[3]。6月23日のブレーブス戦で2回に二塁打、3回に本塁打、5回に単打、6回に三塁打を記録し、サイクル安打を達成した[5][6]。レッズとしては1989年6月2日のエリック・デービス以来の達成であり[5]、メジャーデビューからわずか15試合目での達成は史上3番目の少なさ[6][注釈 1]。また、21歳163日での達成は史上5番目の若さだった[6][注釈 2]。7月8日のブルワーズ戦ではジェイク・フレイリーの打席で二盗を決め、三盗も決めた直後に隙を見て本盗も決め、1打者の打席の間に二盗、三盗、本盗を成功させるプレーを記録した[7]。過去にこの記録を達成したのは、1969年5月18日にロッド・カルーがハーモン・キルブルーの打席で達成して以来のことだった[7]。また1920年以降に1イニング3盗塁を達成した史上最年少の選手となった[8]。 2024年8月21日、今季60盗塁目を記録。シーズン20本塁打&60盗塁はジョー・モーガン、リッキー・ヘンダーソン、エリック・デービス、ロナルド・アクーニャに次いで史上5人目(8度目)[9]。9月20日に通算100盗塁を達成した。現代的な盗塁のルールが定められて以来、デビューから2シーズンで100盗塁以上を達成したのはリッキー・ヘンダーソン、ビンス・コールマンに次いで史上3人目となった[10]。またデビューから2シーズンでの「30本塁打・100盗塁」は史上初となった[10]。 選手としての特徴5ツールプレイヤーの資質を持ち、足の速さと肩の強さ、長打力は出色とされている[11]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
タイトル
記録
背番号
脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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