エンゲル (バンド)
エンゲル (Engel)は、スウェーデンのメロディックデスメタルバンド。オルタナティヴ・メタルやインダストリアル・メタルから影響を受けている。 略歴2005年に元イン・フレイムス、元ガーデニアンのニクラス・エンゲリン (G)と元ザ・クラウンのマーカス・スーネソン (G)を中心にロバート・ハケモ (B:元ガーデニアン)、ダニエル "モジョ" モイラネン (Ds:元ロード・ベリアル)、マグナス・カラヴォルン (Vo:元ヘッドプレート)の5人で結成[3]。『踊れるようなリズムとメタルの組み合わせ』をコンセプトに結成された[4]。バンド名は、ニクラスのサッカーでのニックネームに由来し、ニクラス所有のレコーディング・スタジオも同じ名前が付けられている[4]。 中心人物の2人に加えて、他のメンバーも他バンドで活動歴があるメンバーが揃っていたためか、同年7月には早くもライヴデビューしている。ライヴ活動初期から、トリヴィアムやアーチ・エネミーとライヴを行う[4]。2006年に、ロバートが脱退し、ヨハン・アンドレアセン (B)が加入。更に同年中にヨハンからマイケル・ホーカンソン (B)にメンバーチェンジしている。2007年に1stアルバム『Absolute Design』を自主制作する。同アルバムは、SPV/Steamhammerから北米リリースされることとなった。リリース後には、アトレイユ、ダーク・トランキュリティ、スティル・リメインズ、デッド・バイ・エイプリルらとツアーを行う。 2008年にマイケルが脱退し、スティーヴ・ドレナン (B)が加入。2009年から2ndアルバムの制作を開始する[3]。同アルバムは、2010年にリリースされる。同アルバムからレーベルをシーズン・オブ・ミストに移している。日本では、トゥルーパー・エンタテインメントから日本盤が先行リリースされた。日本で最初にリリースされたためか、バンド公式サイトではトゥルーパー・エンタテインメントリリースの日本盤が2ndアルバムのディスコグラフィに掲載されている[5]。同年10月に初来日しLOUD PARKに出演した[3]。また同年中にダニエル "モジョ" モイラネンが脱退しジミー・オラウソンが加入した。 2011年には、イェスパー・ストロムブラードが脱退したイン・フレイムスにニクラスが正式メンバーとして加入した。ニクラスは、イェスパー脱退前からライヴギタリストとしてイン・フレイムスに参加していたが、正式メンバーとなったことでバンド存続の危機に陥る[3][注釈 1]。結局、ニクラスはバンド存続を決め、イン・フレイムスとエンゲルを並行して活動することになる[3]。2012年4月にはアーチ・エネミーのオープニング・アクトとして2度目の来日を果たした[3]。同年5月、3rdアルバム『Blood of Saints』をリリース。 2012年11月、ボーカリストのマグナス・カラヴォルンが脱退[6]。以降のライヴでは、ひとまずセッションとしてTwelvestepで活動経験の有るレンネがボーカルを務めることとなった[6]。その後、2013年1月に新ボーカリストとして、デグレイデッドで活動するミカエル・セーリンが加入した[7]。2014年にドラマーのジミー・オラウソンが脱退、ミザレーションで活動するオスカー・ニルソンが加入した[3]。同年に4thアルバム『Raven Kings』をリリース[3]。 2018年5月、5thアルバム『Abandon All Hope』をリリース。中心メンバーのニクラス・エンゲリンがイン・フレイムスでの活動を中心としているため、ミュージカル・ディレクターという立ち位置となった[8]。引き続き作曲はエンゲリンが全曲を担当しており、ギターも担当している。しかしながら、バンドメンバー写真にはエンゲリンは写っておらず、メンバークレジットでも、"+"が名前の前に付記されている。 メンバー現ラインナップ
旧メンバー
ライヴセッションディスコグラフィ
注釈脚注
外部リンク |
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