エヴァ・グリーン
エヴァ・ガエル・グレーン(Eva Gaëlle Green, 1980年7月5日 - )は、フランスの女優、モデル。身長168cm。 greenは「緑の」や「緑色」を意味する英語のgreenとは関係がなく、スウェーデン語で「(木の)枝」を意味する「gren」に由来する。その発音も正しくは「グリーン」ではなく、グレーン/gʁeːn/だという。 生い立ちパリにて、二卵性双生児の姉として生まれる[1]。父親のワルター・グレーンはスウェーデン人の歯科医、母親はフランス領アルジェリア出身(ピエ・ノワール)の女優のマルレーヌ・ジョベール(Marlène Jobert)。スウェーデン人、ピエ・ノワール系ユダヤ人[2][3][4]、の血を引く。歌手のエルザ・ランギーニは従姉妹で、女優のマリカ・グリーン(Marika Green)は伯母である。父方の曽祖父はフランスの作曲家ポール・ル・フレムである。幼少期はイギリスやアイルランドで過ごす[5]。14歳の時にイザベル・アジャーニ主演の映画『アデルの恋の物語』を見て、女優を志すようになる。 パリ17区で育ち、フェヌロン・サント=マリ校に通ったのち、パリにあるアメリカン・スクールに進んだ。幼い頃はエジプト学者になりたかったというが、同時に演劇にも興味を抱いていた。成績は良かったが、16歳で通常の学校教育を終えた。「もうこれ以上リセに耐えられなかった」からだという。 キャリアパリのエヴァ・サン=ポール演劇学校(Les cours d'art dramatique Eva Saint-Paul)で3年間、ロンドンのウェバー・ダグラス・アクティング・スクール(ロンドン・ワークショップ)で10週間、演劇を学んだ後に2001年に初舞台を踏むと、その演技力と美貌でベルナルド・ベルトルッチに見出され[6]、2003年に『ドリーマーズ』で映画デビュー。この作品ではそのエロスが話題になったが、作曲も手がけている。アルマーニの推薦で2005年公開の『キングダム・オブ・ヘブン』でハリウッドに進出した。 2006年にはダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる『007 カジノ・ロワイヤル』で、ボンドガールに選ばれる(フランス人女優として5人目)。この年の英国アカデミー賞のライジング・スター賞を受賞した。 俳優以外の活動では、ランコム、アルマーニ、ハイネケン、クリスチャン・ディオールのモデルをしている[7]。 2012年に、映画『パーフェクト・センス』が日本で公開した。また、ティム・バートン監督の『ダーク・シャドウ』に出演を果たす。その後も同監督とは『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(2016)、『ダンボ』(2019)でタッグを組んでいる。 私生活『キングダム・オブ・ヘブン』で共演したマートン・チョーカシュと交際していたが[5]、2009年に破局[8]。 イギリス英語を流暢に話すことができ[5]、現在はアメリカ英語のアクセント[9]や日本語[10]も学んでいる。 出演作品映画
テレビシリーズ
参考文献
外部リンク |
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