オットー・ヴァリン
オットー・ヴァリン(Otto Wallin、1990年11月21日 - )は、スウェーデンのプロボクサー。ヴェステルノールランド県スンツヴァル出身。 来歴アマチュア時代2009年、スウェーデンユース選手権にヘビー級で出場し、銅メダルを獲得した[1]。 2010年、スウェーデンユース選手権にスーパーヘビー級で出場し、銀メダルを獲得した。また、同年のハーリンゲイ・ボックス・カップでは決勝でアンソニー・ジョシュアに判定で敗れ銀メダルを獲得した。 アマチュア時代の戦績は34勝12敗。 プロ時代2013年6月15日、プロデビュー戦を行い1回2分57秒TKO勝ち。 2017年4月22日、スンツヴァルのスンツヴァルズ・スポーツホールにてジャンルカ・マンドラスとWBAコンチネンタルヘビー級王座決定戦を行い、5回1分18秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[2]。 2018年4月21日、スンツヴァルのゲルデホフにてエイドリアン・グラナトとEBUおよびスウェーデンヘビー級王座決定戦を行い、12回3-0の判定勝ちを収め両王座獲得に成功した[3]。 2019年9月14日、ラスベガスのT-モバイル・アリーナで元WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者タイソン・フューリーと対戦。3回に左フックでフューリーの右目尻に47針縫合するほどの裂傷を負わせ大流血に追い込むなど健闘したものの[4]、12回0-3の判定負けでキャリア初黒星を喫した[5][6]。この試合でフューリーは100万ドル(約1億円)、ヴァリンは25万ドル(約2700万円)のファイトマネーを稼いだ[7]。 2023年9月30日、アンタルヤのレグナム・カリア・ホテルにてWBA世界ヘビー級11位のWBAインターコンチネンタル同級王者ムラト・ガシエフと対戦し、12回2-1の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[8]。 2023年12月23日、サウジアラビアのキングダム・アリーナにて元WBA・IBF・WBO世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアと対戦し、5回終了後にヴァリンが棄権したため5回終了時TKO負けを喫した。 →「アンソニー・ジョシュア 対 オットー・ヴァリン戦」を参照
2024年7月26日、ニュージャージー州アトランティックシティのトロピカーナ・アトランティックシティでオノリオデ・エワリエメと対戦し、初回48秒KO勝ちを収め再起に成功した。 2024年11月27日、2025年2月8日にデレク・チゾラとIBF世界ヘビー級2位決定戦を行う予定であると発表。なおチゾラは当初ジャレル・ミラーと対戦する予定だったが、ミラーが自身のプロモーターであるドミトリー・サリタと対立した影響により欠場したため、ヴァリンが代役で出場することとなった。 2025年2月8日、マンチェスターのCo-op LiveでIBF世界ヘビー級9位のデレク・チゾラとIBF世界同級2位決定戦を行うも、1万3000人の観衆が詰めかけた試合は12回0-3(109-117、112-114、110-116)の判定負けを喫した[9]。 戦績
獲得タイトル脚注
関連項目外部リンク
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