カプチーノはお熱いうちに
『カプチーノはお熱いうちに』(カプチーノはおあついうちに、Allacciate le cinture)は2014年のイタリアのドラマ映画。 フェルザン・オズペテク監督が、親しい友人が乳がんを患ったことをきっかけに製作した作品で[1]、1組の男女の波乱に満ちた愛の行方を描いている[2]。出演はカシア・スムトゥニアクとフランチェスコ・アルカなど。 原題「Allacciate le cinture」は「シートベルトをおしめください」の意味で、監督は「人生では困難にぶつかることもあるので、気をつけるようにという意味合い」と述べている[1]。 ストーリー南イタリアのレッチェでカフェのウエイトレスとして働くエレナは、ある日、同僚で親友のシルヴィアの恋人アントニオと出会う。差別的な考えを持つ粗野なアントニオに反感を抱いたエレナと、彼女を傲慢な女と思っているアントニオは互いに反発し合っていたが、次第に惹かれ合うようになり、遂に結ばれる。 13年後、エレナは親友で弟のような存在であるゲイの青年ファビオと共同経営しているカフェが大繁盛し、アントニオとの間にもうけた2人の子の世話など、忙しい日々を送っていたが、考え方も生き方も異なるアントニオとの夫婦仲は冷めたものとなっていた。そんなある日、エレナは既に手のつけられない状態の乳がんであることを知る。これをきっかけにアントニオとの絆を取り戻したエレナは周囲の人々の励ましの中で治療を受ける。しかし、病状は悪化を続け、絶望したエレナは病院を飛び出してしまう。そんな彼女をアントニオは思い出の海に連れていく。そこで彼女は13年前を思い出す。 エレナとアントニオの関係に気づいたファビオや母、叔母から激しく責められたエレナは、シルヴィアに全てを告白することになる。ところが、シルヴィアがエレナの恋人ジョルジョとの関係を先に告白してしまったことから、全ては丸く収まり、エレナとシルヴィア、ファビオの3人は改めて互いの友情を確認し合う。 キャスト
映画賞
出典
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