ガオ・ギニー隕石

ガオ・ギニー隕石
ガオ・ギニー隕石の画像
ガオ・ギニー隕石
種類 コンドライト
分類 普通コンドライト
H5英語版
発見国 ブルキナファソ
座標 北緯11度39分 西経2度11分 / 北緯11.650度 西経2.183度 / 11.650; -2.183座標: 北緯11度39分 西経2度11分 / 北緯11.650度 西経2.183度 / 11.650; -2.183[1]
落下観測 観測
落下日 1960年3月5日
プロジェクト:地球科学Portal:地球科学
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ガオ・ギニー隕石(ガオ・ギニーいんせき、英語: Gao-Guenie meteorite)は、1960年3月5日ブルキナファソに落下した隕石である。元々はガオ隕石(ガオいんせき、英: Gao)とギニー隕石(ギニーいんせき、英: Guenie)という別の名前が付けられていたが、後に同じものであるとして名称が統合された。

概要

ガオ・ギニー隕石は、1960年3月5日17時頃(現地時間)にブルキナファソ(当時はフランス共同体内のオートボルタ自治共和国[2])南部、ガーナとの国境付近にあるガオ村とギニー村の周辺で観測され、落下した[3]H5英語版普通コンドライトに分類される[1]。落下音は100キロメートル離れた首都ワガドゥグーでも聞くことができた。目撃者の証言では、立ち木を裂き、ニワトリ小屋が壊れたとされる。回収された隕石の中で最大のものは、10キログラムの重さがあった[4]

元々ガオ・ギニー隕石は、ガオ隕石(英語: Gao (Upper Volta)Gaoと省略されることもある)とギニー隕石(英: Guenie)という2つの別の隕石であるとされていた。これは、1960年3月5日にガオ隕石が、同年4月にギニー隕石が別々に落下したとされていたからである。しかし研究が進み、2つの隕石は互いに区別が付かず、落下は3月5日の1回のみであるということが明らかになった。これを受け、1999年に、隕石命名委員会が2つの隕石を統合し、ガオ・ギニー隕石とした[1][5]

脚注

  1. ^ a b c Meteoritical Bulletin Database: Gao–Guenie
  2. ^ 1960: The year of independence” (英語). FRANCE24.com. 2025年7月8日閲覧。
  3. ^ Monica M. Grady, ed (2000) (英語). Catalogue of meteorites: with special reference to those represented in the collection of the Natural History Museum, London; Vol. 1 (5th ed.). ケンブリッジ大学出版局. p. 211. ISBN 978-0-521-66303-8. https://books.google.com/books?id=mkdHJR35Q_8C&pg=PA211 
  4. ^ Bourot-Denise, Michèle; Urbain Wenmenga; Mireille Christophe (1998). “The Guenie and Gao chondrites from Burkina Faso: probably a single shower of stones”. Meteoritics and Planetary Science 33: A181–A182. doi:10.1111/j.1945-5100.1998.tb01330.x. 
  5. ^ The Meteoritical Bulletin, No. 83, 1999, July”. ハーバード大学. 2025年7月8日閲覧。

関連項目

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