ガープス・サイバーパンク
ガープス・サイバーパンク(英: GURPS Cyberpunk)はウィリアム・ギブスンが描くニューロマンサーのような近未来ディストピアのサイバーパンクをテーマとしたテーブルトークRPGの設定のジャンルツールキット( genre toolkit )。初版 [1]の主要なソースブックはLoyd Blankenshipが書き、広範な ガープス (第3版)の 汎用RPGシステムの一部として1990年にスティーブ・ジャクソン・ゲームズが出版した。日本語訳版(『ガープス・サイバーパンク―汎用RPGハイパーテクノロジーガイド』[2]はグループSNEによる翻訳で1996年12月に角川スニーカー・G文庫から発売された。 1993年、GURPS Cyberpunk Adventures──ガープス・サイバーパンク の3つのRPGシナリオのコレクション──は Best Roleplaying Adventure of 1992 でオリジン賞を受賞した。 ソースブック以下に詳細に示された主な章のほかにガープス・サイバーパンクの原書( GURPS Cyberpunk )は 共通の サイバーパンク用語 を集めた1ページ分の用語集、索引、短編小説、コミックブック、グラフィックノベル、雑誌、電子ニュースレター、映画、テレビのタイトルなど関連書籍を載せた2ページ分の参考文献を含む。日本語訳版『ガープス・サイバーパンク』[2]には、巻末にゲームに役立つデータをまとめたチャートが載っているのみで、そのような情報は一切翻訳されていない。
“アメリカ合衆国シークレットサービスによって押収された書籍”
原書の GURPS Cyberpunk はアメリカ合衆国テキサス州オースティンのスティーブ・ジャクソン・ゲームズの本社が1990年にアメリカ合衆国シークレットサービスによって強制捜査を受けたときにその名を馳せた。当局は、"コンピュータ犯罪のハンドブック"であるとしてまだ開発の段階の GURPS Cyberpunk のソースブックの原稿を押収した。この強制捜査はスティーブ・ジャクソン・ゲームズと電子フロンティア財団が異なる主張をしたにもかかわらず、違法なコンピュータハッキング活動(‘illegal computer hacking activities’)の全国的な厳重取締りを行ったサンデヴィル作戦によるものと考えられている。 [5] 書籍
脚注と参考文献
外部リンク
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