キット・ハリントン
クリストファー・ケイツビー・“キット”・ハリントン(Christopher Catesby "Kit" Harington, 1986年12月26日 - )は、イギリスの俳優。HBOの大作ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウ役で知られる。 生い立ちロンドンのハマースミスにて生まれる。母は劇作家であり、父方の曽祖父は第12代ハリントン準男爵サー・リチャード・ハリントンで、数々の政治家を輩出している由緒正しい準男爵の家系である[1]。彼のおじは第14代ハリントン準男爵サー・ニコラス・ジョン・ハリントンである[2][3]。キットは父方の祖母ラヴェンダー・セシリア・デニーを通じてチャールズ2世の子孫でもある[4]。また彼の父の家系には初代メルヴィル子爵ヘンリー・ドゥダス、ベーコン販売業者のT. A. Denny、聖職者のBaptist Wriothesley Noel、実業家で政治家のピーター・ベーリー、貴族の第4代ダートマウス伯爵ウィリアム・レッグおよび英国下院議員の第6代準男爵ウィリアム・モールスワース がいるなど、キットの祖先には著名なイギリス人がいる。父方の先祖には子爵や伯爵もいる[要出典]。 キットはサウスフィールド中学に1992年から1998年の間学んだ。そののち1998年から2003年までChantry High Schoolに在学した[5]。 ![]() 彼はw:Worcester Sixth Form Collegeに進学し、そこで2003年から2005年までの間に戯曲、演劇学を学んだ。 2008年に、ロンドン大学のカレッジであるセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマを卒業している[6]。 キャリア2008年から2009年までウェスト・エンドの舞台『ウォー・ホース 〜戦火の馬〜』に主演[7][8]。この舞台はローレンス・オリヴィエ賞で2部門を受賞し、舞台俳優として注目されるきっかけとなった[9]。 2011年から始まったアメリカのHBOのテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』にてオーディションでジョン・スノウ役を射止め、この爆発的なヒットドラマでブレイク、彼の代表作となった。シリーズは2019年5月にシーズン8で終了し、2011年にこの役でサターン賞のテレビ部門助演男優賞にノミネートされ、2016年と2019年にエミー賞の助演男優賞、主演男優賞にノミネートされた[10]。 その間、2012年に『サイレントヒル: リベレーション』のヴィンセント役で長編映画デビューを果たし、ヤングハリウッドアワード2013で年間最優秀俳優賞を受賞した[11]。 2014年のポール・W・S・アンダーソン監督の歴史アクション映画『ポンペイ』で、長編映画初主演を務めた。この作品は批評家から概ね賛否両論の評価を受け、興行収入もそこそこの成功を収めた。同年、ドリームワークス・アニメーション映画『ヒックとドラゴン2』ではエレットの声優も務め、この作品は批評家から絶賛され興行収入も好調で、ゴールデングローブ賞 アニメ映画賞、アニー賞を受賞し、アカデミー長編アニメ映画賞にもノミネートされた。 俳優以外の仕事では、イギリスのファッションブランド『ジミーチュウ』の広告塔に抜擢され、2014-15年秋冬メンズキャンペーン及び2015春夏メンズキャンペーンの広告を2期連続で務め[12]、ジミーチュウ初のメンズフレグランス「Jimmy Choo Man」のキャンペーンモデルにも起用された[13]。 私生活2017年9月、『ゲーム・オブ・スローンズ』で共演したローズ・レスリーとの婚約を発表した[14]。2018年6月23日、二人は結婚式を挙げた[15]。2021年2月16日、夫婦は第一子の誕生を発表した[16]。2023年2月のインタビューで、レスリーが第二子を妊娠中であることを公表した[17]。 2019年にアルコール依存症治療のためにリハビリ施設に入所。その際に注意欠陥・多動性障害(ADHD)と診断されたことを2024年に公表した[18]。 フィルモグラフィ映画
テレビシリーズ
舞台
日本語吹き替え『ゲーム・オブ・スローンズ』以降、主に花輪英司が担当している。 このほかにも、小松史法、浪川大輔、新垣樽助、森宮隆なども声を当てている。 出典
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