ケンとエリカ
『ケンとエリカ』は、江口寿史によるギャグ漫画の単行本。「BOXERケン」(ボクサーケン)と「エリカの星」(エリカのほし)シリーズが収められている。 概要1997年(平成9年)にマガジンハウスより発売された漫画単行本。「BOXERケン」と「エリカの星」の2作の漫画が1冊にまとめられている。連載誌も異なる両作に本来繋がりは全く、2作を無理矢理くっつけた感じもギャグとなっている[1]。単行本収録に当たりそれぞれの主人公であるケンとエリカが見合いを行う「ケンとエリカ」と「エリカとケン」の2編の短編及びあとがき漫画が描き下ろされている。 表紙及び裏表紙はシール加工がされており、帯には「業界初シールカバー」とうたわれていた。 BOXERケン1992年(平成4年)から1993年(平成5年)にかけて『週刊ビッグコミックスピリッツ』の巻末2色ページ及び『増刊スピリッツ』において連載されたギャグ漫画。4コマ漫画が中心だが、1ページ漫画も多い。ボクシングのスリー・ノックダウン制にかけて「3回原稿落稿したら即時打ち切り」という触れ込みで連載が開始され、大方の予想通り3回落稿する結果となる。この際は翌週「あれはスリップダウンだった」とされ連載は続行したが、さらに落稿したため、予定通り連載打ち切りとなった。[要出典] アニマル・ケンを中心としたボクシング世界アニマル級にまつわるストーリー。 登場人物の多くが『キャラ者』に再登場している。 登場人物
エリカの星1985年(昭和60年)から1991年(平成3年)にかけて『weekly漫画アクション』に不定期掲載。貧乏美少女エリカを主人公とし、毎回職業と舞台を変えながらも登場人物の基本設定はほぼ変えずに、ほぼ同じ登場人物・同じ役所で進められるの一話完結ストーリー。トレンディドラマのパロディ的な要素が強い。当初は全10話の予定であった[2]が実際に描かれたのは4作のみである。 『ケンとエリカ』収録分の他、同じく『アクション』で連載されていた「江口寿史の爆発ディナーショー」の1話として「エリカの星」第1話の内容を4ページにまとめた短編「南城エリカ物語」が描かれており、こちらは『爆発ディナーショー』の単行本に収録されている。 2004年1月発売の『水戸黄門REVOLUTION』(FINEBOYS別冊として出された『水戸黄門』放送1000回記念のトリビュートコミック誌)に掲載された読切「御一行様」(単行本未収録)は、4ページの作品ながら、水戸黄門一行にエリカ達が絡む形となっている。 当初の予定
実際に発表され、単行本に収録されているのは以下の4話。
登場人物
書誌情報著者は全て江口寿史。
出典
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