コーパス・クリスティ・カレッジ (オックスフォード大学)
コーパス・クリスティ・カレッジ (英語: Corpus Christi College、正式名称:The President and Scholars of the College of Corpus Christi in the University of Oxford)は、イギリスのオックスフォード大学を構成するカレッジの一つ。1517年に設立され、オックスフォードで12番目に古い大学である。 歴史1517年に、ウィンチェスターのキリスト教聖職者であるリチャード・フォックスにより設立された[2]。大学創設と同時に建設された図書館は、当時、ヨーロッパで最大かつ最良であったとされている[2]。1519年に、デジデリウス・エラスムスが、初代学長のジョン・クレモンドに宛てた手紙の中で、図書館を賞賛しているという事実がある[注 1]。1520年代には、スペインの人文学者であるフアン・ルイス・ビベスが、カレッジで教鞭をとっており、その間、のちの女王となるメアリー1世の家庭教師をしていた。 第7代の学長ジョン・レイノルズは、カレッジの学友であったレジナルド・ポールらとともに、1611年に出版された欽定訳聖書の翻訳に携わった。 19世紀に行われたオックスフォード運動指導者である、ジョン・キーブルは、カレッジの学部生であり、オリオル・カレッジのフェローでもあった。のちに、キーブルの名をとり、キーブル・カレッジが設立された。 紋章左側には自らの胸の血を流すペリカン、中央には銀色の背景にウィンチェスター主教区の紋章に由来する剣と鍵、右側にはフクロウが配置されている。 校名の「コーパス・クリスティ (corpus christi)」とは、「キリストの身体 (the body of Christ)」を表している。中世ヨーロッパのキリスト教においては、ペリカンは、餌が入手出来なかったときに親自身の胸を傷つけ、自らの血を雛に与えたことから、聖餐で杯をとり「これがわたしの血である」と述べたキリストと同様に、神の使者として崇拝の対象であった。ペリカンはカレッジを表すシンボルであり、校舎にあるペリカン日時計の屋根にはペリカン像が置かれ、校旗や紋付きネクタイにもペリカンが描かれている。 卒業生
フェロー
ギャラリー
注釈
脚注外部リンク |
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