サイヨーク郡座標: 北緯14度6分56秒 東経99度8分40秒 / 北緯14.11556度 東経99.14444度
サイヨーク郡(サイヨークぐん)はタイ中部(東部)カーンチャナブリー県の郡(アムプー)の一つ。 名称サイヨークとは「ガジュマルが動く」と言う意味である。 歴史世界でもっとも西にあるクメール遺跡、ムアンシン歴史公園があることからサイヨークはクメール王朝の支配する街があったと考えられる。 アユタヤ王朝時代の『三印法典』によれば、サイヨークは機内の第四級国で、オークムアン・ポンカブリーと呼ばれる官吏が置かれ、統治されていた[1]。 第二次世界大戦中にはクウェー川沿いに泰緬鉄道の建設が行われた所の一つで、もっとも多くの被害者を出したとされるヘルファイアー・パスもサイヨークにある。泰緬鉄道は戦後一部が取り払われたが、現在の終着点はサイヨーク郡内に存在する。 地理サイヨーク郡はクウェーノーイ川中流の地域に広がっており、南西の山地にはミャンマーとの国境が広がる。郡は東部森林地帯にありユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されたトゥンヤイ-ファイ・カ・ケン野生生物保護区の緩衝地帯であるサイヨーク国立公園が位置する。 交通交通は、タイ国鉄のいわゆる泰緬鉄道の現在の終着点、ナムトックサイヨーク駅がある。 国道323号線が北方と東西方面に伸びている交通の要衝である。 北にはサンクラブリー郡の国境の町スリー・パゴダ・パス、東にはカーンチャナブリー県のカーンチャナブリー、西にはミャーンマーとの国境線ボーンティーを通じてミャンマー・タニンダーリ管区のダウェイとつながっている。 経済郡内の主要な産業は農業である。また、国立公園などが設置され自然が豊かであることから、リゾートなどもある。 行政区分サイヨーク郡は7のタムボンに分かれ、さらにその下位に55の村(ムーバーン)がある。郡内には2つの自治体(テーサバーン)が設置されており、以下のようになっている。
脚注
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