サマービーム!/アップアップタイフーン
「サマービーム!/アップアップタイフーン」は、日本の女性アイドルグループ『アップアップガールズ(仮)』の両A面CDシングルである[3]。2013年7月24日に発売された[3]。 「サマービーム!」「アップアップタイフーン」両曲とも夏の曲であり[4]、ライブで盛り上がることを意図した曲である[4]。「アップアップタイフーン」は、グループにとって初のミュージック・ビデオが制作されている[5]。 背景前作のシングル「銀河上々物語/Burn the fire!!/ナチュラルボーン・アイドル」から2ヶ月弱の間隔を空けてのリリースである[6]。本作品はT-Palette Recordsへの移籍後6枚目のシングルで[3][6]、2013年5枚目のシングルとなる[7]。なお、移籍前に7枚のシングルをアップフロントワークスよりリリースしている[8]。 2012年3月よりリリースラッシュが続いており[3]、2013年4月まで「ほぼ月刊ペースで」リリースしていた[9]。2013年5月はリリースが無かったが、以降毎月新曲がリリースされている[10]。そのペースについてメンバーの佐藤綾乃は、「逆に新曲が来ないと、どうしちゃったんだろうってあたふたしちゃいます」とコメントし、仙石みなみは「アップアップ感はつねにあるんですけど、その追われてる感じは好きです」とコメントしている[10]。 また、夏の歌は2012年にリリースされた「メチャキュン♡サマー ( ´ ▽ ` )ノ」以来となる[4]。 リリース2013年6月23日、T-Palette Recordsはアップアップガールズ(仮)が7月24日にCDシングル「サマービーム!/アップアップタイフーン」をリリースすることを発表した[6]。7月7日には、iTunes Storeにて「サマービーム!」「アップアップタイフーン」の配信が開始された[11]。7月23日にはフラゲ日を迎え、当CDシングルの販売が始まった[12]。7月24日には発売日を迎えた[13]。 8月3日には「アップアップタイフーン」を収録した配信限定アルバム『夏フェス参戦記念!8/3「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」セットリストアルバム』の配信が始まり[14]、8月10日には[15]、同じく「アップアップタイフーン」を収録した配信限定アルバム『夏フェス参戦記念!8/10「IDOL NATION 2013」セットリストアルバム』の配信が始まった[16]。 翌2014年2月19日には「サマービーム!」「アップアップタイフーン」を収録したアルバム『セカンドアルバム(仮)』が発売された[17]。 アートワーク当CDシングルのジャケット写真は6月23日に公開された[6][18]。この写真はプールで撮影されたもので[19]、メンバーの新井愛瞳は撮影された際のセットの画像をブログに上げ「夏って感じ」と感想を残している[20]。 音楽と歌詞「サマービーム!」は、可愛らしい曲である一方で[21]、アップアップガールズ(仮)らしい元気な夏の曲という一面もある曲[4]。振り付けも可愛らしいものとなっている[22]。曲調はサンバ[4][23]。作詞・作曲・編曲は、アップアップガールズ(仮)の代表曲「アッパーカット![24]」のPandaBoY[6]。曲中には、観客と一緒に手を叩くパートや、一緒に歌うパートもあり、ライブで盛り上がることを意図している[4]。曲の最後の部分には、メンバー同士の会話が収録されているが、これはメンバー全員がマイクを囲み録音されたものである[10]。 「アップアップタイフーン」は、さまざまな要素が1曲の中に入っている[25]「The お祭り」な夏の曲[4]。作詞はNOBEで、作曲・編曲はmichitomo[6]。メンバーの森咲樹による、40から50代の女性アナウンサー風の「佐保明梨さんで」という紹介で曲が始まる[26]。森によれば「NHK紅白歌合戦のアナウンサー」をイメージしているものだという[27]。森による紹介を受けての歌い出しは[21][25]、大物演歌歌手という設定の佐保[27]による演歌パートであるが[21][25]、同パートが終了すると同時に夏祭りが思い起こされる曲調へと変化する[21]。サビ部分の振り付けには[25]湘南乃風の「炎天夏」を連想させるタオル回しがあり[28]、また、曲調がソーラン節に変化する間奏部分ではコール&レスポンスを行っており[25]、ライブで観客と一緒に盛り上がることを意図している[4]。 作曲・編曲のmichitomoは、演歌パートを曲中に入れた意図を「X JAPANのサイレントジェラシー冒頭のピアノみたいなもの」「祭りと言えば演歌ですから(北島三郎大先生的な意味で)」と説明している[29]。 批評当CDシングルについて、鬼頭隆生は「全力疾走し続けるグループのテンションが凝縮された1枚」と批評している[30]。「サマービーム!」について、BIGLOBE MUSIC編集長の有本和貴は「これまでの「全力前進」だけではない、爽快感、そしてまたどこか“流す”というか、「ゆとり」を感じさせてくれる」と批評している[31]。「アップアップタイフーン」については「ロックフェス向けの曲だと思ったんですよ。ロックフェスだとみんなタオル持っているし。」とコメントしている[23]。また、鬼頭は同曲について「ライブでも新たな要になりそう」とコメントしている[30]。MUSIC HEAPSの原田竜太は、同曲の曲調についてMINMIの「サマータイム!!」を引き合いに出し「盆踊りmeetsレゲエ(正しくはソカ」と表現している[32]。 ミュージック・ビデオ「アップアップタイフーン」は、アップアップガールズ(仮)にとって初[5]となるミュージック・ビデオが作成されている[33]。監督は映像作家のUKYO Inaba[34][35]。UKYO Inabaとは以前「2.5D頂上決戦!一戦目:アップアップガールズ(仮) × michitomo × UKYO Inaba」で共演した経験があった[36][37]。ミュージック・ビデオのテーマは「夏と悪ノリ」で[34](アップアップガールズ(仮)のメンバー)「本人達の普段のノリとか、楽しすぎてつい笑っちゃう感じ」を表現しているものだという[38]。 同ミュージック・ビデオは、「アッパーカット!」のミュージックビデオとあわせ、2013年6月16日に撮影された[39]。この日の天気は、野外の公園での撮影があるにもかかわらず雨であった[40]。まずは室内で[41]、「アッパーカット!」の撮影が行われた後[42]、「アップアップタイフーン」の冒頭部分の撮影が行われた[43]。次に、屋外の撮影現場(芝生[44])へ移動すると、雨はやんでいた[45]。同所では「ワイワイしながら歌うシーンの撮影」[46]・ダンスパートの撮影が行われた[47]。その後、駐車場へ移動し「車の中で大ハシャギしながら歌うシーン」「車の中からメンバーが 勢いよく飛び出るシーン」の撮影が行われた[48]。 ミュージック・ビデオの配信・リリース「アップアップタイフーン」のミュージック・ビデオは、7月15日にレコチョクにて先行配信され[49]、同サイトのデイリービデオクリップランキングで1位となった[50][51]。19日にはYouTubeでも公開され[33]、22日にはGYAO!にもアップロードされた[52][53]。 8月28日には同MV・同MVの別バージョンである「↑↑アゲテケVer.」・同MVの撮影風景等が収録されたDVD『アップアップガールズ(仮) THE DVD 〜ミニMV集 おまけつき〜』が発売された[54]。 ライヴ・パフォーマンス2013年6月13日、「アップアップタイフーン」の振り入れが行われ[55]、この曲の盛り上げポイントで、仙石がメンバー3名[注釈 1]に担がれる「みーこし」の練習も行われた[57]。「みーこし」とは、振付師の竹中夏海が考えたフレーズで、「神輿」と、仙石の愛称「みーこ[58]」をかけている[59][60]。なお、観客による神輿は禁止されている[61]。 6月23日、アップアップガールズ(仮)はZepp DiverCityで行われた『@JAM 2013 アイドルDay』に出演し[62]、「アップアップタイフーン」を初披露した[21][63]。 7月7日、同グループは新木場STUDIOCOASTで行われた『アイドル横丁夏まつり!!〜2013〜』に出演し[64]、「サマービーム!」を初披露した[65]。また、Cheeky Paradeと楽曲を交換し、同グループの「BUNBUN NINE9’」をアップアップガールズ(仮)が披露した[66]。これらの楽曲のダンスの振り入れ・練習は、前日と当日に行われた[67]。 7月23日、同グループのメンバー、仙石・古川小夏・佐藤綾乃・佐保・新井は平和島のタワーレコードの倉庫へCDを受け取りに行き[22]、衣装を着てタワーレコード渋谷店まで電車で移動しCDを搬入した[68]。搬入後、メンバー7名全員により同店の店頭でCDの販売を行った[22]。新井は以前、タワーレコード代表取締役社長の嶺脇育夫に「一日店長をやってみたい」「店頭販売をやりたい」と要望を出しており、その要望が実現された形となった[22][69]。 同日夜、同グループはマルイシティ渋谷の店頭にて当CDシングルの発売記念イベントを行い[70]、「サマービーム!」「アップアップタイフーン」を含む全5曲を披露した[71]。また、ファンが8枚の白い旗にコメントを書き、それらを集めて1枚の旗にしたものを8月31日に公開するという企画が発表された[22]。イベント終了後には、旗にコメントを書くファンの姿が見られた[71]。 7月24日、同グループはトヨタ自動車の展示ショールームであるMEGAWEBでイベントを行い[72]、MEGA WEB ワクドキ恐竜ランドのPR活動を行った[73]。 規格と収録曲
リリース日一覧
脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
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