サンライズソア
サンライズソアは、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2018年の平安ステークス(GIII)、名古屋大賞典(JpnIII)。 経歴2歳(2016年)8月6日に新潟競馬場の芝1600mの新馬戦に3番人気で出走。レースでは先手を取るとそのまま押し切って優勝し、新馬勝ちを飾った[2]。 その後は8月28日の新潟2歳ステークスに出走したが7着に終わり、続く11月12日のデイリー杯2歳ステークスでも9着、12月4日のシクラメン賞(500万下)も6着という結果に終わった。 初のダート戦となった11月17日の樅の木賞(500万下)では6番人気に留まったが、2番手追走から直線で抜け出して後続の追走をアタマ差で凌ぎ、2勝目をマークした[3]。なお、このレースは後に何度も対戦する同馬主のサンライズノヴァ(3着)との初対決ともなった[3]。 3歳(2017年)この年の初戦は再び芝でのレースとなる3月18日の若葉ステークスに出走したが、最低人気でのシンガリ負けと振るわず、次走からはダートに転向。 5月14日の青竜ステークスは7番人気での出走となったが、3番手から上がり3ハロン2位タイの末脚で押し切って優勝した[4]。 続いて初の重賞挑戦となる6月18日のユニコーンステークスに出走。中団から競馬を進めて直線で先頭に並びかけたが、外から追い込んできたサンライズノヴァとハルクンノテソーロに差を開けられ、3着となった[5]。 次走7月12日のジャパンダートダービーではサンライズノヴァが1番人気に推される中で4番人気となったが、レースでは好位追走から最内を通って直線で抜け出し、地方馬ヒガシウィルウィンにはクビ差で差されたものの2着に健闘した[6]。 9月17日のラジオ日本賞ではデビュー以来初の1番人気に推され、不良馬場の中で2番手を追走したが最後の直線で大外から後方勢に差し切られ3着、同じく不良馬場となった10月22日のブラジルカップでも1番人気となったが3着に終わった。 11月11日の武蔵野ステークスではJDD以来の対決となったサンライズノヴァが支持を集める中で8番人気まで人気を落としたが、直線では伸びを見せてインカンテーションの2着に入った[7]。続く12月9日の師走ステークスではサンライズノヴァを抑えて1番人気に推されたが、中団待機から伸びずにダートでは初めて馬券圏内を外す10着に大敗した[8]。 4歳(2018年)この年の初戦として、2月24日の仁川ステークスに新馬戦以来のコンビとなるミルコ・デムーロを鞍上に迎えて出走。1番人気に推されたものの、後方から追い込んできた2番人気のナムラアラシに差し切られて2着となった[9]。 続いて3月29日の名古屋大賞典に出走。JBCクラシック3着のミツバや近5走中4勝のモズアトラクションらを抑えて1番人気の支持を受けると、レースでは先頭に立ってスローペースに持ち込み、そのまま押し切って重賞初制覇を飾った[10]。 次走は5月6日のブリリアントステークスに1番人気で出走したが、後方待機から伸びずに14着に大敗した。この結果もあって5月19日の平安ステークスでは再び人気を落としたが、先手をとって逃げるとそのまま後続の追走を振り切って重賞2勝目をマークした[11]。 その後は4カ月の休養を挟み、騎乗停止中だったデムーロ[12]からクリストフ・ルメールに乗り替わって9月29日のシリウスステークスで復帰。平安ステークスでも圧倒的1番人気に推されていたグレイトパール、JDD2着の3歳馬オメガパフュームに次ぐ3番人気での出走となった。メンバー中トップハンデの57.5kgを背負ったレースでは好位から競馬を進めて4コーナーで先頭に抜け出したが、外から追い込んできたオメガパフュームと内から猛追したウェスタールンドに交わされ3着に終わった[13]。 次走は京都競馬場での開催となった11月4日のJBCクラシックに出走。鞍上のルメールが秋華賞、菊花賞、天皇賞(秋)、さらにJBCスプリントと4週連続でGIを勝利する[14]など好調なこともあり1番人気に推され、先手を取ってレースを引っ張ったものの、最後の直線で外からケイティブレイブとオメガパフュームに差し切られ3着に敗れた[15]。 年内最終戦として12月2日のチャンピオンズカップにジョアン・モレイラ鞍上で出走[16]。ここまで7戦6勝、JpnI3勝の3歳馬ルヴァンスレーヴが圧倒的支持を集める中でケイティブレイブに次ぐ3番人気に推された。レースでは先団に位置を取り、直線では外からルヴァンスレーヴに並びかけたが突き放され、さらに内から伸びて来たウェスタールンドにも差されて3戦連続の3着となった[17]。
5歳(2019年)鞍上に新たに田辺裕信を迎えて2月17日のフェブラリーステークスから始動し、先手を取った1番人気のインティを2番手から追走したが、直線で後続に飲み込まれ6着に終わった[18]。(詳細は第36回フェブラリーステークスを参照) 連覇を目指して出走した5月18日の平安ステークスではチュウワウィザードに次ぐ2番人気となり、レースでは好スタートから先頭に立ったものの、後続に競りかけられてハイペースでの逃げとなり、直線半ばで後方集団に差し切られて5着となった[19]。
6歳(2020年) - 7歳(2021年)2020年は脚部不安のため全休。2021年6月5日のアハルテケステークスで2年ぶりに出走も16着としんがり負けに終わった。 秋に入り、10月16日の太秦ステークスで3着と好走。12月1日付けで競走馬登録を抹消され、現役を引退した。引退後は北海道浦河町のイーストスタッドで種牡馬となる。 競走成績以下の内容は、netkeiba.comの情報[20]に基づく。
血統表
出典
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia