ザ・フラワー・キングス
ザ・フラワー・キングス(The Flower Kings)は、スウェーデンのプログレッシブ・ロックバンド。 1994年8月に元カイパのギタリストであるロイネ・ストルトにより、彼のソロ・アルバム『ザ・フラワー・キング』をサポートするツアー・バンドとして結成された[1]。バンドはツアー終了後も共に活動を続け、彼らの世代のロック・ミュージックにおいて最もスタジオ・アルバムを多作するバンドのひとつであり続けている。彼らの音楽は初期のシンフォニック・プログレッシブ・ロックに近く、鋭くダイナミックな楽曲変化、ポリリズム、重低音、ボーカル・ハーモニー、抽象的で時折ナンセンスな歌詞、楽曲の長さが特徴となっている。 略歴![]() ロイネ・ストルトのソロ・アルバム『ザ・フラワー・キング』(1994年)の参加メンバーや、トマス・ボディーン(キーボード)等が集まり、1995年に『バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』で、バンドとして正式にデビュー。その後も次々とアルバムを発表し、1999年には初来日する。2013年1月と2015年4月にヨーロピアン・ロック・フェスのために来日。2020年1月に単独来日公演を開催。 2020年のアルバム『アイランズ』では、過去にイエスやエイジア等のアートワークを手がけたロジャー・ディーンの絵がジャケットに使用された[2]。2022年のアルバム『バイ・ロイヤル・ディクリー』では、オリジナル・ベーシストのマイケル・ストルトが復帰し、彼の後任に当たるヨナス・レインゴールドとベース・パートを分担する形となった[3]。 音楽性音楽性は基本的にはプログレッシブ・ロックに属するものであり幻想的な世界を構築しているが、重厚な曲やフュージョン的な曲など多種多様な要素を持っている。 大作指向も強く、3作目『スターダスト・ウィ・アー』(1997年)以降、CD2枚組のアルバムも少なくない。 その他ロイネは、ザ・フラワー・キングスと並行して様々なバンドに関わる。2000年には、ニール・モーズ(元スポックス・ビアード)、ピート・トレワヴァス(マリリオン)、マイク・ポートノイ(元ドリーム・シアター)と共にトランスアトランティックを結成。また、2002年にはかつて所属していたバンド、カイパの再編成に加わった。脱退後の2014年、その派生バンド、カイパ・ダ・カーポを立ち上げている。 メンバー※2023年9月時点 現ラインナップ
旧メンバー
ゲスト・ミュージシャン
ディスコグラフィスタジオ・アルバム
ライブ・アルバム
オフィシャル・ブートレグ
ファンクラブ限定アルバム
ベスト・アルバム
脚注
外部リンク
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