シモーネ・インザーギ
シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi、1976年4月5日 - )は、イタリア・ピアチェンツァ出身の元サッカー選手、現サッカー指導者。選手時代のポジションはFW。現在はアル・ヒラルの監督を務めている。 同じく元サッカー選手、現サッカー指導者のフィリッポ・インザーギは実兄である。 経歴現役時代1993年、地元のクラブチーム・ピアチェンツァでキャリアをスタート。しかし出場機会が無くその後下部チームを転々としながらもそれぞれのチームで得点源となり、1998年にピアチェンツァへ復帰。セリエAデビューを果たして15得点を挙げた。 1999-2000シーズンからは活躍が認められてラツィオへ移籍。その年のセリエAとコッパ・イタリアの優勝に貢献した。さらに2000年3月29日のスペイン戦では代表デビューを果たし、さらに同年11月15日のイングランド戦では兄とともに出場を果たした。2010年5月現役引退を発表。 指導者ラツィオ引退後、そのまま最終所属クラブであるラツィオの下部組織で指導者の道を歩み始める。「アッリエーヴィ(U-17)」から始まり、2013-14シーズンからは「プリマヴェーラ(U-20)」の監督を務め、U-20コッパ・イタリアで二度の優勝に導く。 2016年4月3日、トップチームの監督であったステファノ・ピオリが成績不振により解任されると、トップチームの監督に昇格した。シーズン終了後にマルセロ・ビエルサの招聘に伴い退任したが、ビエルサがわずか2日で辞任したため、再び監督に就任した[1]。 2020-21シーズンまでラツィオの監督を務め、2021年5月27日に退任を表明した[2]。 インテル2021年6月3日、インテルナツィオナーレ・ミラノの監督に就任した[3]。 2022-23シーズンは、解任が噂される時期もあったものの[4]、コッパ・イタリアとスーペル・コッパイタリアーナの連覇を果たし、UEFAチャンピオンズリーグでも準優勝へと導いた[5]。 2024年3月、その年の最も優秀なイタリア人監督に贈られるエンツォ・ベアルツォット賞を受賞し[6]、翌月22日にはミラノダービーを2-1の勝利を飾って指導者として初めてのセリエA優勝を果たした。また、これによりインザーギはジョゼ・モウリーニョが持つ優勝回数記録(5回)を抜き、クラブ歴代3位のトロフィー獲得数になった[7]。5月25日、2023-24シーズンの最優秀監督に選ばれた[8]。 2024-25シーズンは、セリエA2位、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝の好成績だったものの無冠に終わり、クラブ合意のもと退団の道を選んだ[9]。 アル・ヒラル2025-26シーズンより、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ヒラル監督に就任した。2年契約で、年俸は2600万ユーロ(当時約42億円)と伝えている[10]。 個人成績クラブ
代表での成績
監督としての成績
タイトル選手
監督
脚注
外部リンク
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