シャトールノー級軽巡洋艦
シャトールノー級軽巡洋艦 (Croiseurs Légers de la classe Châteaurenault, Châteaurenault Class Light Cruisers) とは、フランス海軍が第二次世界大戦後に運用した軽巡洋艦の艦級である。 概要元々はイタリア海軍のカピターニ・ロマーニ級軽巡洋艦であったが、第二次世界大戦におけるイタリアの敗戦により、戦後補償の一環としてフランスへの賠償艦として「アッティリオ・レゴロ」と「シピオーネ・アフリカーノ」の2隻が1948年8月にフランスに接収された。アッティリオ・レゴロは「シャトールノー(Châteaurenault)」、シピオーネ・アフリカーノは「ギシャン(Guichen)」と改名させられた後に就役、これが本級である。1951年から1954年にかけて防空巡洋艦および対潜巡洋艦に近代化改装され、類別上は艦隊護衛艦となった。 艦形![]() 本級の船体形状はクリッパー型艦首から甲板まで強いシアを持つ駆逐艦型の短船首楼型船体であった。艦首甲板から見てみると、「1938年型13.5cm(45口径)砲」を連装砲塔に納め、1・2番主砲塔を背負い式で2基、円柱型の測距儀を載せた塔型艦橋の背後に軽量な三脚檣、その後方の二本の煙突の間には艦載艇揚収クレーンがあり、2番煙突の前後が艦載艇置き場となっている。なお、それぞれの艦載艇置き場の直下には世界でも珍しい連装魚雷発射管を上下に配置した変形53.3cm四連装魚雷発射管が1基ずつ配置されている。この発射管は両舷に発射可能であるため、片舷8本の魚雷を射出可能である。2番煙突の背後に小型の後檣、後ろ向きに背負い式で3・4番主砲塔の順である。また、煙突の両脇から艦尾にかけて機雷の投下軌条が左右あわせて二対が伸びている。 フランスで改装後、13.5cm連装砲4基は10.5cm連装高角砲3基へと換装され、円筒形の艦橋は背の低い箱型艦橋へと変更された。 同型艦
関連項目参考図書
外部リンク
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