ジャイヤ・サエルア
ジャイヤ・サエルア(Jaiyah Saelua, 1988年7月19日 - )は、アメリカ領サモア出身のサッカー選手。 ファファフィネ(サモアの第三の性)の世界初のサッカー代表選手であり、トランスジェンダー女性でもある[1]。 来歴男児として生を受け、出生名はジョニー・サエルア(Johnny_Saelua)。ハワイ大学システムで舞台芸術を専攻[2] 。幼少からバレエを習い 、バレエでの軽快な動きがサッカーにも応用できる可能性を知り、サッカー競技への転身を決める。ちなみに、地元の私立学校で実施していた唯一のスポーツがサッカーだったのが、サッカーの道へと進むきっかけとなった[3]。国内(FFASサッカーリーグ)のブラック・ローゼスに所属。 2011年12月にはBBCの「World Football radio show」に出演した[2]。 アメリカ領サモア代表男子チームの一員として2006年からワールドカップ予選などに出場している。2011年11月22日のトンガ戦の試合では途中出場し、代表の1983年のウォリス・フツナ戦以来の勝利とFIFA公式戦初勝利に貢献した。試合前には束ねた髪をカールし、メイクも施すという。FIFAのゼップ・ブラッター会長は、「プロスポーツ界で、特にサッカー界において同性愛や性同一性障害に取り組み続けるジャイヤは、世界の人々やほか の選手たちにとって真の刺激と励ましを与え続けている」と称賛のコメントも送った[3]。尚、日本のサッカーにも興味を持っており、2011 FIFA女子ワールドカップでアメリカ(自国の宗主国でもある)を破って優勝したなでしこジャパンの大ファンでもある[3]。 2013年イギリス製作(2014年5月17日日本初公開)の映画『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』にも出演した[4]。 ヨコハマ・フットボール映画祭2015での上映イベントにあわせて来日し、日本のメディアからの取材を受けたほか日本のサッカーファンとも交流を果たした。 代表歴アメリカ領サモア代表(2006 -)10試合0得点 出場大会脚注
外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia