ジャック・マルーフ
ジャック・ガース・マルーフ(Jack Garth Maloof, 1949年10月12日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナディーノ郡レッドランズ出身の元プロ野球選手(外野手)・コーチ。 経歴ラバーン大学では、アメリカンフットボールのワイドレシーバーと野球の外野手として活躍し、大学卒業後の1971年にミネソタ・ツインズへ入団。同球団を振り出しに、シンシナティ・レッズ、サンディエゴ・パドレス傘下のマイナーリーグでプレーをした後、1979年に西武ライオンズへ入団。西武初の外国人選手としてトニー・ミューサーと共に来日し、クラウチング・スタイルの打撃フォームはピート・ローズそっくりと評判であった。4月7日の開幕カード・近鉄戦(日生)で、1番・中堅手として先発で初出場。新生・西武ライオンズの船出となるこの試合の1回表にいきなり鈴木啓示から右前安打を放ち、安打は当然マルーフ自身の来日後初安打であったが、同時に西武球団史上最初の安打でもあった。同16日の日本ハム戦(西武)で5回裏に杉山知隆から適時打を放ち、初打点を記録。5月9日の南海戦(大阪)で3回表に森口益光から初ソロ本塁打を放ち、この試合は初本塁打を含む4打数4安打と打ちまくった。同16日の日本ハム戦(西武)では3安打3打点3盗塁と大暴れし、その後も主にトップバッターとしてシーズン終了までチームを牽引し続けた。俊足のアベレージヒッターという前評判通り、開幕から8試合連続で安打を放つなど146安打、打率.290の成績を残し、盗塁も18個を記録。打率.290は同年の西武の規定打席到達選手の中で最も高かったが、同年をもって現役を引退。 帰国後はリノ・シルバーソックス→リノ・パドレス(1980年 - 1982年)、ビューモント・ゴールデンゲイターズ(1983年)、スポケーン・インディアンス(1984年 - 1985年)と古巣・パドレス傘下のマイナーリーグで監督を歴任。スポケーン監督退任後はパドレス傘下マイナーリーグ打撃インストラクター(1986年 - 1989年)、パドレスコーチ(1990年)を務めた。退団後はフロリダ・マーリンズでマイナーリーグ打撃コーディネーター(1992年 - 1998年)、打撃コーチ(1999年 - 2001年)を務め、マーリンズ退団後はマートルビーチ・ペリカンズ打撃コーチ(2002年 - 2004年)→ブレーブス傘下マイナーリーグ打撃コーディネーター(2005年 - 2007年)、ロイヤルズ傘下マイナーリーグ打撃コーディネーター兼プレーヤー開発特別アシスタント(2008年 - 2012年)→打撃コーチ(2013年)を務めた。 詳細情報年度別打撃成績
記録
背番号
関連項目外部リンク
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