ジョゼ・カルロス・モレイラ
ジョゼ・カルロス・ゴメス・モレイラ(José Carlos Gomes Moreira、1983年9月28日 ‐ )は、ブラジルの陸上競技選手。専門は短距離走。60m(室内)で南アメリカ記録の6秒52、100mで10秒15の自己ベストを持つ。 経歴2007年7月、パンアメリカン競技大会に出場。男子4×100mリレーの予選で4走を務め、38秒83の組2着でブラジルの決勝進出に貢献した。決勝は未出場だが、ブラジルはカナダやアメリカを破り優勝した。 2007年8月、大阪世界選手権で世界選手権に初出場を果たした。男子100mの1次予選で10秒46(+1.0)の5着に終わり、2次予選に自動進出できる各組3着以内に入れず、記録で通過できる最後の枠である全体32位とは0秒01差で2次予選進出を逃した[1]。 2008年3月、バレンシア世界室内選手権に出場。男子60m予選で6秒79の組3着に終わり、準決勝に自動進出できる各組2着までに入れず、記録で通過できる最後の枠である全体24位とは0秒01差で準決勝進出を逃した[2]。去年の世界選手権に続き、今回も主要世界大会で次のラウンドへ進めずに終わった。 2008年8月、北京オリンピックでオリンピック初出場を果たした。男子100mの1次予選で10秒29(+0.7)の組3着に入り、着順で2次予選進出を決めた[3]。主要世界大会で初めて次のラウンドに進出したが、準決勝進出をかけた2次予選では10秒32(0.0)の組6着で敗退した[4]。今大会では男子100mだけではなく男子4×100mリレーにも出場し、主要世界大会の男子4×100mリレーに初出場を果たした。予選では1走を務めて39秒01の組4着に入り、着順ではなく記録で拾われての決勝進出となった[5]。決勝ではアンカーを務めて38秒24の4位に入り、3位の日本と0秒09差で惜しくもメダルを逃した[6]。しかしその後、このレースで金メダルを獲得していたジャマイカチームのネスタ・カーターのドーピング検体の再検査で禁止薬物の陽性反応を示したため、国際オリンピック委員会は2017年1月25日にジャマイカチームを失格処分にしたと発表した[7]。ネスタ・カーターがスポーツ仲裁裁判所に提訴した[8]が却下されたため、ブラジルの順位は3位に繰り上がり銅メダル獲得となった。 2009年2月13日、パリで行われた大会の男子60mで6秒52の南アメリカ記録を樹立した[9]。 2009年8月、ベルリン世界選手権で2度目の世界選手権出場を果たすも、男子100mは1次予選で10秒55(-0.5)の組5着に終わり、前回大会に続いて2次予選に進出できなかった[10]。男子4×100mリレーでは予選と決勝で4走を務めて7位入賞を果たした[11]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績
脚注注釈
出典
外部リンク
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