ジ・エレファンツ・オブ・マーズ
『ジ・エレファンツ・オブ・マーズ』(The Elephants of Mars)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニが2022年に発表した18作目のスタジオ・アルバム。 背景サトリアーニは前作『シェイプシフティング』(2020年)リリースに伴い、ライ・シストレットウェイト(キーボード)、ブライアン・ベラー(ベース)、ケニー・アロノフ(ドラムス)を従えてツアーを行う予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックにより中止となった[11]。そして、サトリアーニは本作のレコーディングをリモートで行い、2022年のインタビューでは「ライ・シストレットウェイトは2年も私のバンドにいるのに、まだ顔を合わせていないんだよ」と語っている[12]。本作は予約限定のデジパック盤も存在し、全14曲のイメージに基づくアートワークが表裏に印刷された7枚のカードが封入された[13]。 2022年9月21日には、サトリアーニ以下シストレットウェイト、ベラー、アロノフというラインナップでアメリカ・ツアーが開始される運びとなった[13]。 反響・評価母国アメリカでは、前作『シェイプシフティング』と同様、Billboard 200入りを逃す結果となった[14]。一方、スイスでは2022年4月17日付のアルバム・チャートで初登場5位となり、3週トップ100入りするヒットとなった[1]。また、ドイツでは2022年4月15日付のアルバム・チャートで初登場22位となり、2週トップ100入りした[2]。 フレッド・トーマスはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「インストゥルメンタル・ギター・ロックに対するサトリアーニの想像力豊かなアプローチが強調されており、元々多種多様であった彼のギター・サウンドに、より捩れた、幻想的な新機軸が導入され、作曲の面ではしばしば遊び心が見られる」と評している[15]。また、Masa Etoは『YOUNG GUITAR』2022年5月号のレビューにおいて「これまで以上に視覚的な想像力を掻き立てる楽曲が多く、誤解を恐れずに言えばバンド・サウンドで迫るロック・ギター・インストというよりは、むしろ実験的な要素をふんだんに取り入れた異空間BGMといった雰囲気」と評している[16]。 収録曲特記なき楽曲はジョー・サトリアーニ作。
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク
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