ジーノ・ファン・ケッセル
ジーノ・ロナルド・ファン・ケッセル(Gino Ronald van Kessel、1993年3月9日 - )は、オランダとキュラソーのサッカー選手。キュラソー代表。ポジションはFW。 クラブ歴アヤックス2012年にAZアルクマールの下部組織でコパ・アムステルダムで5得点し得点王に輝いた後にアヤックス・アムステルダムのアカデミーに移籍。セカンドチームに在籍した。 2012年12月にアルメレ・シティFCへレンタル移籍し、アヤックス時代のチームメイトであるスフェン・ニーヴポールト、ヘンリ・トイヴォマキと共にプレーする事となった。エールステ・ディヴィジでプロ初出場、10試合1得点の結果を残した[1]。 2013-14シーズンに先だってアヤックスに復帰、コパ・アムステルダムに出場し3得点し2年連続の得点王となった[2]。それ以外にも背番号34番をつけてプレシーズンのトレーニングキャンプに帯同、SDCプッテンとの親善試合でトビアス・サナに代わって途中出場し、1-4のアウェー勝利を掴んだ[3]。 2013年7月14日にフォルトゥナ・リーガに所属するASトレンチーンへの半年のレンタル移籍が発表された。なお、このクラブの所有者はチェン・ラ・リンで、元アヤックスの選手であるという好もあっての移籍であった。背番号は9番を与えられた[4]。18日に行われたUEFAヨーロッパリーグ 2013-14 予選のアウェーのIFKヨーテボリ戦が彼の迎えた初めての試合であったが、彼はベンチを温めるのみであった。初出場となったのはリーグのFCスパルタク・トルナヴァ戦で、スターティングメンバーに名を連ねてのデビューであったが、56分に警告を受けたのもあり61分に交代、チームもアウェーで2-1の敗北となった[5]。8月8日のAFCアストラ・ジュルジュ戦の61分にカロル・モンデクに代えて投入され国際大会初出場をすると88分に初得点をあげた[6]。この得点によって試合は2-2の引分に終わったが、もう1試合と合わせて3-5の敗北となりヨーロッパリーグを後にした[7]。11日に行われたFC DAC 1904ドゥナイスカー・ストレダ戦でリーグ初得点をあげ、6-0の大勝の一助となった[8]。リーグを2位で折り返した12月1日にアムステルダムへと戻る事となり、リーグでは16試合8得点6アシスト、ヨーロッパリーグでは2得点の結果を残して去った[9]。しかし年明けの2014年1月18日に再び6か月のレンタル移籍となりトレンチーンに再加入した[10]。 アルル=アヴィニョン2014年8月25日にリーグ・ドゥのACアルル=アヴィニョンが彼の加入を発表、2年契約での加入となった[11]。29日のニーム・オリンピック戦で早速初出場し、アウェーながら2-2の引分となった[12]。9月12日のトゥールFC戦で初得点し、1-0の勝利を掴んだ。 トレンチーンに完全移籍2015年1月1日に再びトレンチーンに加入、アヤックスからのレンタル時代に最優秀選手とサポーター最優秀選手の賞を受けた選手が復帰するという形になった[13]。再デビューは2月28日のFKドゥクラ・バンスカー・ビストリツァ戦で、2-0でホームでの勝利となった[14]。 スラヴィア・プラハ2016年7月にSKスラヴィア・プラハに加入。移籍金は120万ユーロと算定され、これはチェコ史上最高額ともされている[15]。7月21日のUEFAヨーロッパリーグ 2016-17 予選のFCレバディア・タリン戦で初出場。 2016-17シーズンの冬の移籍市場最終日にエクストラクラサに所属するレヒア・グダニスクへの6か月のレンタル移籍が発表された[16]。しかし、出場は3試合166分に止まり[17]、活躍は出来なかった。 2017年8月にフットボールリーグ1のオックスフォード・ユナイテッドFCにレンタル移籍で加入。ポーツマスFCとのリーグ戦で途中出場し初出場すると初得点もあげ、3-0のホームの勝利に貢献した[18]。 KSVルーセラーレ2018年8月9日、ベルギー2部のKSVルーセラーレに移籍した[19]。 代表歴2015年5月24日にパトリック・クライファート監督から6月に行われる2018 FIFAワールドカップ・北中米カリブ海2次予選のキューバ代表戦のメンバーとしてキュラソー代表に初招集を受けた[20]。6月10日のキューバ代表とのホームゲームで69分にクエンテン・マルティノスと交代で出場し代表初出場、試合は0-0の引分に終わった[21]。なお4日後のアウェーゲームで1-1の引分となったため、アウェーゴール差でキュラソー代表は3次予選進出を果たした[22]。3次予選のエルサルバドル代表戦で彼は2試合ともにフル出場したが、2試合とも1-0で敗北しロシアへの道は絶たれた[23]。 2016年3月26日に行われたカリビアンカップ2017予選のドミニカ共和国代表戦で初得点をあげた[24]。この得点によって2-1の勝利となり、2次予選に進出する事が出来た。2次予選ではガイアナ代表、アメリカ領ヴァージン諸島代表と対戦し、ガイアナ代表戦で2得点、アメリカ領ヴァージン諸島代表戦ではハットトリックの大活躍を見せ、3次予選へ進出した[25]。10月5日に行われたアンティグア・バーブーダ代表戦で1得点を記録し単独得点王に立ったが、11日のプエルトリコ代表戦でチームメイトのフェリトシアーノ・チュースヘンが得点したため、同予選得点王はこの2人となった[26]。なお、キュラソー代表はこの予選を突破したため、カリビアンカップ2017及び2017 CONCACAFゴールドカップへの出場権を得た。また、彼自身もこの活躍によってCONCACAFのベストイレブンにノミネートされたが、アンドレ=ピエール・ジニャック、ブライアン・ルイス (サッカー選手)には及ばず、選出はされなかった[27][28]。 個人成績クラブ
代表
代表での得点一覧
タイトルクラブ
フォルトゥナ・リガ: 2016-17 代表
個人
参考文献
外部リンク
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