スーパーチャイニーズ2
『スーパーチャイニーズ2 ドラゴンキッド』は、1989年5月26日に日本のカルチャーブレーンから発売されたファミリーコンピュータ用アクションRPG。北米では『Little Ninja Brothers』のタイトルで発売された。 同社の『スーパーチャイニーズ』シリーズの第2作目にあたる。前作の面クリア型アクションにRPGの要素を足したもの。前作はナムコからの発売であったが後に任天堂の正式なサードパーティーとなった為、今作よりカルチャーブレーン制作販売となった。主人公となる2人の少年の名前も「ジャック」と「リュウ」に変更となり、ストーリーも低年齢向けのドタバタギャグをベースにした活劇物に路線変更した。また、おまけモードとして運動会モードがあり、本編でプレイできるミニゲームを2人対戦またはコンピュータ対戦でプレイできる。 開発はカルチャーブレーンが行い、ゲーム・デザインは阿迦手観屋夢之助、音楽は同社のファミリーコンピュータ用ソフト『アラビアンドリーム シェラザード』(1987年)を手掛けた沢彰記が担当している。 後に第一作目と同時収録されたリメイク版のゲームボーイアドバンス用ソフト『スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス』(2004年)が発売された他、2015年に欧州、2016年に日本、2017年に北米にてWii U用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信された。 ゲーム内容システム今回のフィールドマップは従来のRPGのように世界を真上から見た視点となっている。雑魚戦は前作のような固定画面のアクションで戦い、大ボスはコマンド選択式のバトルで戦うというシステムを使用。シリーズの基本的なシステムはこの時点で確立されている。 戦闘アクションバトル時のシステムは基本的に前作と同様で、上下左右に動き、パンチやキックなどで敵を倒して規定数以上倒せば勝利となり、経験値とお金を得ることができる。配置の岩や障害物を叩けばアイテムや?マークが付いたボールが出てきて、主人公の手助けになる。 ボス戦はシリーズ初のコマンド選択式。戦う・逃げるなどのコマンドを選んで戦う。大ボスだけでなく特定の迷宮内での雑魚戦もこのシステムで戦うことがある。 RPGであるが一人用・二人用が選択でき、移動や戦いも一緒にすることになるが、バラバラに行動はできない。 コマンド選択バトルのとき、一人用でプレイしていても「呼ぶ」コマンドを使うと相棒のリュウが駆けつけて一緒に戦ってくれる(その際はコンピュータ操作)。 道中にいくつか修行があり、プレイ時は横スクロールのアクションゲームになり、それをクリアすると強力な必殺技やアイテムをもらえる。 ストーリーチャイニーズランドを占領してしまった妖魔一族を相手にジャックとリュウのコンビが立ち上がる。 登場キャラクターメインキャラクター
お助け十二支ん匠
妖魔軍団
他機種版
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計21点(満40点)[4]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.01点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、技の数の多さや戦闘時の地形パターンの多さなどを指摘した上で、「全体を通じてアクションの重要さを実感させられる」と肯定的に評価された[1]。
脚注
外部リンク |
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