スーパー・ファーリー・アニマルズ
スーパー・ファーリー・アニマルズ(Super Furry Animals)は、イギリスのロックバンド。ウェールズのカーディフ出身。略称はSFA、あるいはファーリーズ(Furries)、日本では「スーファリ」という愛称でも呼称されている。1993年結成。 ウェールズの文化、言語に対しての愛着心が強く、結成当初はウェールズ語で曲を作っており、全編ウェールズ語歌詞で構成されたアルバムも発表している。 2ndアルバム以降のジャケットは、カーディフ出身のイラストレーター、ピート・ファウラーが手がけているが、2007年発表の『ヘイ・ヴィーナス!』では日本のグラフィックデザイナー、田名網敬一が担当した。 経歴別々のインディーズ・バンドで活動していたメンバーが集まり、1993年にテクノバンドとして活動をスタート。1995年にロンドンでのライブを見たアラン・マッギーによって彼の経営するクリエイション・レコーズと契約。 1996年にそのクリエイションからデビュー・アルバム『ファジー・ロジック』を発表。「サムシング・4・ザ・ウィークエンド」「ゴッド!ショウ・ミー・マジック」など、4枚ものシングルカットにも支えられたアルバムは好セールスを記録。 その後はコンスタントにアルバムをリリース。2000年刊行のQマガジン誌が選ぶ「過去最も偉大な英国アルバムのTop100」にも選ばれるほど高評価を博した1997年の『ラジエイター』、トロピカル音楽やホーン・セッションを取り入れてメジャー・ヒットを記録した1999年の『ゲリラ』、全編ウェールズ語歌詞で統一された2000年の『ムーング』からは音楽面以外の芸術性も注目を集めた。2001年の『リングス・アラウンド・ザ・ワールド』ではサンプリングを巧みに活用し、評価・セールス両面で大きな成功を収めた。 2008年には、以前からソロ活動を展開していたグリフによるネオン・ネオンというサイド・プロジェクトがファーリーズの活動と並行して本格始動した。 2009年3月には9作目『ダーク・デイズ / ライト・イヤーズ』を自身のHPからデジタル・リリース。後日CDフォーマットでのフィジカル・リリースを行うという、レディオヘッドやナイン・インチ・ネイルズなどが行った変則形態での作品発表を実践した。それと同時に、スタジオで行われているレコーディングやミックスの模様をウェブ上でストリーミングさせるなど実験的な試みはなお尽きない。 2010年に活動休止するも、2015年に『ムーング』発売15周年を記念して活動を再開。翌2016年には北米ツアーを行い、約7年振りとなる新曲『Bing Bong』をリリースした[1]。 メンバー![]()
豆知識
アルバムオリジナルアルバム
リミックス、ベストアルバム
出典
外部リンク
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