ゾウディアック
『ゾウディアック』(ZODIAC)はフリーウェアとして公開されているホラーアドベンチャーゲーム。 ゲーム製作ツールの吉里吉里を使用して開発された。 『ゾウディアック』『ゾウディアック2』の2作品が公開され、現在『ゾウディアック3』が開発休止状態である。 ゾウディアックフリー配布の写真素材や音楽素材を使用して製作された、フリーゲーム。公式サイトでは、謎解きが随所にあり、ストーリー分岐や複数のエンディングも用意されているため、ジャンルをホラーアドベンチャー風サウンドノベルとしながらも、行動選択による敵との戦闘というアクション要素も含んでいる。「バイオハザード・サイレントヒルを考える会」の陽炎氏が製作総指揮の下で作成されており、完全オリジナル作品ではあるが、両者の要素を感じさせる仕上がりである。ちなみに、起動時に再生される「ゾウディアック」というタイトルコールは、陽炎が担当。 ストーリー主人公のカイルは、婚約者のエイミーと親友ジェイクと共に、ゾウディアックという古代に栄えた都市を訪れるが、雪崩に巻き込まれて離れ離れになる。カイルが目を覚ました時、不可解な世界に足を踏み入れていた。エイミーとジェイクを探し、カイルは不思議な世界を彷徨う。同時に、エイミーもまた、ジェイクと共にカイルを探し歩く。 登場人物
スタッフ
ゾウディアック2ほぼ全てが自作のイラスト、楽曲で構成されている。探索場所の設定が困難という理由で、『ゾウディアック2』より、背景はすべてイラストで製作されている。『2』から参入したキャラクターデザイン、楽曲など、フリーソフトでありながら一部のスタッフはプロである。 戦闘、謎解きという基本方針は変わっていないが、戦闘やフィールド移動において、大幅なシステム変更が成された。 まず、ストーリー序盤で行動を共にするパートナーを選択し、パートナーと共に探索や戦闘を行う。パートナーにはそれぞれ戦闘能力や行動の内容に差があり、プレイに影響を及ぼす。 戦闘に関しては、主人公のディーンとパートナーの武器を装備させて使用するシステムに変更された。武器の種類はハンドガン、ショットガン、ライフル、ボウガン、バール、ストックと、豊富になった。回復アイテムも新たに登場した。前作同様に行動の選択をする戦闘もあるが、一元戦闘、二元戦闘という新しい戦闘システムも導入されている。これにより、地形を利用した戦い方や、敵との距離を考慮するといった、アクション要素が色濃くなっている。 一部の謎解きはランダムで内容が変わるようになっており、繰り返しプレイも飽きさせない工夫がある。なお、戦闘と謎解きのレベルは、新規ゲーム開始時にNORMALとBIGINNERの2つの難易度が選択できる。途中で戦闘難易度は下げることも可能だが、一度下げた戦闘難易度は上げられない。 探索は主に、雪原フィールドと各ステージで行う。雪原フィールドの移動が採用されたため、プレイヤーがステージを任意に選択できるようになった。プログラムを終了すると、自動的にそこまでのデータが保存されるようになったので、利便性は良い。 ストーリーディーンは、妻のリアが妊娠したことを機に、過去との決別のため、故郷ゾウディアックを訪れる。そして、最初の日の夜、見たこともない化け物がディーン達、宿泊客の前に現れる。助けを求めて雪原を探索するが、そこでもまた不可解な出来事ばかりが起こる。さらに、ゾウディアックと名乗る謎の男が、ディーンの前に現れ、最後の審判は始まったと伝える。それは、ディーンが16年間抱き続けた強い後悔と深く関わっていた。ディーンは過去の清算のため、ゾウディアックの探索をすることとなる。 登場人物
スタッフ
ゾウディアック32008年9月13日より体験版公開。 長年開発中の状態であったが、制作総指揮の陽炎が音信不通の状態になったため、2011年4月2日にスタッフの一人であるアマゾニアが開発休止を公式ウェブサイトの掲示板で発表した。その後、公式サイトは閉鎖した。 ストーリー登場人物
31歳
31歳
7歳
26歳
28歳 スタッフ
ゾウディアックシリーズ
脚注関連項目外部リンク |
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