タイタン (映画)
『タイタン』(The Titan)は、2018年に配信されたSF映画である。サム・ワーシントンとテイラー・シリングが主演を務め、同年3月30日にNetflixで配信された。 あらすじ2048年、人口過剰に悩まされた地球では、土星の衛星タイタンへの移住計画が持ち上がり、マーティン教授が主導する。軍のパイロットであるリック・ジャンセンは砂漠でのサバイバル経験を買われ、タイタンで住めるように人体を改造する実験対象に選ばれる。リックら実験対象は驚異的な運動能力を身に着けるが、やがて体に変調をきたすようになり、死者も出る。医学者でもあるリックの妻のアビゲイルは夫の体液を検査するが、家に隠しカメラが設置されていることに気づく。精神に変調をきたした実験対象は殺人を犯し、軍に殺される。だがマーティン教授は実験の詳細を隠す。 危険な実験を主導したことでマーティン教授はNASAに叱責される。やがてアビゲイルは、リックらのDNAに他の動物のDNAの断片が挿入され、タイタンに適合する新種の人類に改造されていたことが分かる。リックとタリーの二人だけが実験対象として生き残り、その外見は異様なものとなり、会話は低周波で行われ、家族と意思を伝えあうこともできない。 タリーは夫を殺して軍に殺される。リックはもはや地球環境では生きられないが、家族と別れることを拒否する。軍は記憶を消す薬品をリックに与えるようアビゲイルに強いるが、アビゲイルは薬をすり替える。リックは兵士たちを殺して逃げ、アビゲイル、息子、教授の助手のフライアと再会する。マーティン教授は彼らを皆殺しにするよう命じるが、兵士はこれを拒否して教授を逮捕する。 ラストシーンでは、アビゲイルがタイタン居住実験を指導するようになり、リックはタイタンの地表を歩く。 キャスト※括弧内は日本語吹替
製作2015年8月、サム・ワーシントン、ルース・ウィルソン、ソフィア・ブテラの3名がレナート・ルフ監督の新作映画に出演すると報じられた[2]。10月、トム・ウィルキンソンが本作に出演することになった[3]。12月、ウィルソンとブテラの降板が発表され、その代役としてテイラー・シリングが起用されることになった[4]。2016年1月、ディエゴ・ボネータ、アレクザンダー・ヨヴァノヴィッチ、アギネス・ディーンがキャスト入りした[5]。2月、本作の全世界配給権を保有していたボルテージ・ピクチャーズが権利を売りに出したとの報道があった[6]。2018年2月、ネットフリックスが本作の全世界配給権を購入したと発表した[7]。 エピソード
出典
外部リンク |
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