ダイイング・フィータス
ダイイング・フィータス(Dying Fetus)は、アメリカ合衆国出身のデスメタル・バンド。 「サフォケイション」「スキンレス」と並び、ニューヨーク・デスメタルシーンの中心的なバンドとされ、一部のハードコアシーンとも繋がりがある。 スタイル速く複雑なギターリフとブラストビートを曲の軸として、低音とミドルのデスボイスの掛け合い、グルーヴィーなスロー~ミドル・パート、ビートダウンなどがダイイング・フィータスの音楽的な特徴とされる。また、初期はデスメタルにありがちな暴力的な歌詞が目立ったが、アルバム『Killing on Adrenaline』以降は、現代社会、特に消費主義を批判する歌詞が多い。 亡くなったファンには、最大限の敬意を払っている。2016年、「ライヴ中に散灰して欲しい」という故人の遺志を尊重して実現させた[3]。 歴史1991年にメリーランドのアナポリスにて結成。バンドは1995年にそれまでのデモを集めたデビューアルバム『Infatuation With Malevolence』をリリースし、アメリカ東部のツアーに出る。翌年には、Pulverized RecordsとDiehard Music Worldwideよりそれぞれアメリカとヨーロッパで、2ndアルバム『Purfication Through Violence』をリリースし、そのサポートのためカタクリズム(Kataklysm) とモンストロシティ(Monstrosity) とのアメリカツアーに同行する。 1998年には、3rdアルバム『Killing On Adrenaline』をリリースする。このアルバムは、ドイツのMorbid Recordsより発売されているが、アメリカではバンド自身のレーベルBlunt Force Recordsがリリースを行っている。 1999年にはBlunt Force Recordsから1stアルバム『Infatuation With Malevolence』が再発され、さらに翌年の2000年にはアンダーグラウンドで名高いリラプス・レコードと契約し、続けてデストラクションとカタクリズムと共にアメリカツアーを行う。同年の終わりには、4thアルバム『Destroy The Opposition』をリリースしている。なお、このアルバム以降は、ハウリング・ブルが日本盤の発売を行っている。 しかし、続くツアーの最中、結成当初からのメンバーだったジェイソン・ネザートンがバンドを脱退。さらにジョン・ギャラガーを残して、他のメンバーもバンドを脱退してしまい、一時解散状態に追い込まれたものの、ジョン・ギャラガーは新たなメンバーを集めて活動を再開させる。2002年には、Extreme the DOJO Vol.3の出演に伴い初の来日公演を行った。 その後は、新メンバーで北米やヨーロッパのツアーを行い、2003年に5thアルバム『Stop At Nothing』をリリース。幾らかのメンバーチェンジを経て、2007年に6thアルバム『War of Attrition』を発表するがメンバーが脱退。以後は、3人編成で定着した。 近年は、2009年以降の作品が全米チャート200位以内にランキングするようになり、知名度が上昇している。 メンバー現ラインナップ
旧メンバー
ディスコグラフィーフルアルバム
シングル・EP
デモ
出典
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