チャナッカレ1915橋
チャナッカレ1915橋 (トルコ語: 1915 Çanakkale Köprüsü)、あるいはチャナッカレ海峡大橋 (トルコ語: Çanakkale Boğaz Köprüsü) は、トルコ北西部チャナッカレ県にある吊橋である。ゲリボルとラープセキの町のすぐ南に位置し、マルマラ海から約10キロメートル南のダーダネルス海峡に架かる[4]。 この橋は、28億米ドルをかけて建設される全長321キロメートルのクナル-バルケスィル高速道路の中心となる構造物で、東トラキアの高速道路O-3号線、O-6号線と、アナトリア半島の高速道路O-5号線を結ぶ。主径間の支間は2,023メートルあり、日本の明石海峡大橋を32メートル抜いて、世界でもっとも主径間の長い吊橋である[5]。 設計橋の全長は3,563メートルと計画されており、アプローチの高架橋も含めると4,608メートルに達し、オスマン・ガーズィー橋を527メートル上回って、トルコ国内では最長である[6]。 2本の主塔の高さは318メートルあり、ヤウズ・スルタン・セリム橋についでトルコ国内では2番目に高く、また橋に限らない人工の構造物としては、トルコ国内で3番目に高い構造物である。また世界では、中華人民共和国の蘇通長江公路大橋を上回って4番目の高さの主塔である。デッキは72.8メートルの高さにあり、幅は45.06メートル、最大の厚さは3.5メートルある。合計6車線(双方向に3車線ずつ)を備え、さらに両側に保守作業用の徒歩通路を備える[6]。 象徴的数値この橋に関連する数値には象徴的な意味が与えられている。名前に付いている"1915"と、起工式の日3月18日は、第一次世界大戦中のガリポリの戦いにおいて、トルコ海軍が連合国海軍に勝利を収めた1915年3月18日を記念するものである。また主径間の長さ2,023メートルは、2023年にトルコ共和国が百周年を迎えることを意味している[5]。 脚注
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