トビアス・ウンガー
トビアス・ウンガー(Tobias Unger、1979年7月10日 ‐ )は、ドイツ・ミュンヘン出身で短距離走を専門にしていた元陸上競技選手。200mの自己ベストは20秒20のドイツ記録保持者。2004年アテネオリンピックと2005年ヘルシンキ世界選手権の男子200mファイナリスト(7位)、2004年ブダペスト世界室内選手権の男子200m銅メダリストである。 経歴2004年3月、ブダペスト世界室内選手権の男子200mに出場すると、シニア世界大会で初のファイナリストとなった。決勝ではドミニク・デメリット(20秒66)、ヨハン・ウィスマン(20秒72)に次ぐ21秒02で銅メダルを獲得し、この種目ではドイツ勢初のメダリストとなった[注 1][1]。 2004年8月、アテネオリンピックに出場すると、男子200mの2次予選を20秒30(+1.1)の自己ベスト(当時)で突破。準決勝は20秒54(-0.1)とタイムを落としたものの決勝に進出できる組4着に入り、この種目では20年ぶりとなるドイツ勢ファイナリストとなった[注 2]。決勝は20秒64(+1.2)の7位でメダルは獲得できなかった[2]。 2005年3月、マドリード・ヨーロッパ室内選手権の男子200mに出場すると、準決勝を20秒64の全体1位のタイムで突破し、決勝では20秒53の室内ドイツ記録を樹立。クリス・ランバート(20秒69)、マルチン・ウルバス(21秒04)を破り、この種目では23年ぶりとなるドイツ勢金メダリストになった[注 3]。 2005年7月3日、ドイツ選手権の男子200mで20秒20(+0.7)のドイツ記録を樹立し、1985年にフランク・エンメルマンがマークした20秒23を塗り替えた[3]。 2005年8月、ヘルシンキ世界選手権に出場すると、男子200mの準決勝を20秒63(-0.1)の組3着で突破し、この種目では22年ぶりとなるドイツ勢ファイナリストとなった[注 4]。アテネオリンピックに続く2年連続の世界大会決勝だったが、結果は20秒81(-0.5)で7位に終わった[4]。 現役引退後はドイツ・ブンデスリーガに所属するVfBシュトゥットガルトのU15, U17, U19の専属アスレティックコーチに就任した。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
ドイツ選手権優勝したドイツ選手権 (en) を記載
脚注注釈
出典
外部リンク
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